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Board Game Memo Posts

ビバ パンプローナ

評価:5/10

スペインの牛追い祭。

闘牛からキャーキャーと逃げ回る祭なのだが、ギリギリに近づいて勇気を示すらしい。

ダイスを2個振って、自分の3つの駒のうち2つを進める。

プレイヤー達が進むと牛も進む。

そんな感じでキャッキャキャッキャと牛追いコースを進んでいく。

そんな感じで調子にのって進んでいると、たまに牛が進む代わりに決算ってのが起こる。

この時に牛と一緒のマスに居るとカッコ良くてプラスポイント。

牛より遥か先にいると、普通なので0ポイント。

牛よりも後ろに居るとダサ過ぎてマイナスポイント。

だ!

あと、1つのマスに自分のコマを大勢置くとそのマスにいる他のプレイヤーからカツアゲした上に、そのマスから追い出すことができたりもする。

システム的な上手さはないが、動きの読めない牛にワーワーと追われ翻弄されるかんじは良く出ているね。

栄光のピクトリア

評価:7/10

アランムーン「ボロ儲けカンパニー」のリメイク。

良いリメイク。

なんといっても、絵が良くなっている!

「ボロ儲けカンパニー」の絵は味があるわけでもなく、レトロってわけでもなく、純粋に素人臭い絵がイヤだったんです・・・

さすがツォッホ!よくぞドリスを選んでくれた!ありがとう!

あと、ルールの変更点である「キツネコマの追加」や「×2カードを初期手札化」等、良い修正だと思いました。

特にキツネコマの追加は、最初(ハテナ?)と思ったのだが、プレイしているうちに「左隣のプレイヤーを縛ると良いよ」っていうのがわかるようになっていてプレイの指針が立ちやすくなっている。

あと、手番でカードをめくるリスクが高まっているので、決算カードが出るか出ないかのドキドキもアップして良いね。

よい。よい。

こりゃ、買い換えちゃうね。

モンスター画家

評価:4/10

「ジャジャーン」の廉価版。

お題の人物を描くのだが、二人で半分ずつ描く。

「ジャジャーン」では観音開きのホワイトボードだったコンポーネントが、普通の紙になっている。

当然、プレイアビリティは落ちている。

テンションも落ちる。

まぁ、値段が6分の1ぐらいになっていることを考えれば問題ない。

愉快な絵ができることは珍しいので、結果を見てガハハとはなりづらい。

他のお絵かきゲームを遊びつくしたお絵かきゲームジャンキー向けかな・・・

地獄の釜

評価:7/10

バーストめくりと予想のダブルギャンブル。

石炭チップをめくって数字がでるか悪魔がでるか。

悪魔がでちゃうとバースト。

良い具合でやめときましょうっていうスタンダードなバーストゲーム。

これだけだとババ抜き級の平凡さだが、このゲームを面白くしているのは、めくり得点予想。

予想って言っても、自分のめくる得点予想ではなくて”誰かが”めくる得点予想。

これによって、他の人のめくりにも興味を持つことできる。

「がんばってくださいよぉ~」みたいなことを言い合うことができる。

他人に関心を持てない現代人に対する見事なサポート。良いですねぇ。

あと、残っている悪魔チップの数からめくり期待値を予想するゲーマー的な楽しみもあったりして、単なる運ゲーにはなっていないのも素晴らしい。

ただ、お値段がちょっとねぇ・・・コンポーネントが素晴らしいのはわかるのですが・・・それでも、ちょっと・・・ねぇ・・・

スペースアラート

評価:7/10

宇宙船のクルーとなって危機を回避。

リアルタイム協力ゲーム。

パニックを体験することができるたぐい稀なゲーム。

同系統だと「エスケープ」があるが、

この「スペースアラート」が「エスケープ」よりも優れていると思うのは、ゲームを「プレイ部分(プロット)」と「答え合わせ部分」に分けたこと。

これによって、リアルタイムでは処理しきれない複雑な処理を行うことができるし、答え合わせの部分で否が応にも感想戦に花が咲く。

敵のカードにはテキストが結構多く、普段ならヤヤコシーヨってなりがちなのだが、このゲームはそのヤヤコシサが混乱を招いて、面白いアクシデントを呼び起こす。

あと、協力ゲームでよく言われる奉行問題(一人が全部決めちゃう)も、リアルタイムにすることで大分解消されている。

宇宙ものは苦手なのだが、それでも今のところ協力ゲームの中では一番好き。

ただ、ゲーマーじゃない人は、ポカーンかも。

ゴールデンホーン

評価:6/10

コロヴィーニ+ピアトニック。

あまりルールが出回ってないようなので、ちょっと詳しめに書いてみます。

ただ、ドイツ語ルールしか入ってなくて・・・ほぼ機械翻訳なので、間違ってたらゴメンナサイ。

コロヴィーニってことで、正体隠匿やアブストラクトを想像したのだが、どっちでもなーい!

運要素もそこそこある30~45分級のゲームだったのです。

各プレイヤーは、帆が3色の船、帆が2色の船、帆が1色の船の3隻を持っている。

そんな船たちがヴェネツィア・コンスタンティノープル間を行ったり来たりすることで商品を獲得していく。

商品は6種あるのだが、基本1個1点。

6色セットを作ると+4点。

5色セットで+2点。

4色セットで+1点。

だ。

で、手番では船1隻を1マス進めるだけ。

なのだが、港以外のマスには1隻しか入れず既に他の船がある場合は更に先のマスへ進む。

加えて、マスの色と船の帆の色が一致すれば更に先のマスへ。

更に更に、手札からマスの色と一致するカードを出すことで先のマスへ。

ってな具合。

下手するとヴェネツィアからコンスタンティノープルまで1手番で行けちゃったりする。

ヴェネツィアとコンスタンティノープルには常に商品駒が9個ランダムで置かれている。

そこから船を動かすときは、商品駒1色全部を載せてから出航する。

この時に、船のマストと同じ色の商品は積み込めない。

逆にヴェネツィアかコンスタンティノープルに船が到着したら、積荷を全部自分の倉庫へ入れて、得点化することができる。

加えてカード補充がある。

1色の船なら3枚、2色の船なら2枚、3色の船なら1枚。

4人プレイ時にはヴェネツィアとコンスタンティノープルの中間にある中継港に止まることでもカード補充ができる。

あと、手番の最初に海賊行為を行うことも可能。

手札から攻撃相手の船の帆の色のカード2枚を出して、その船から商品を1個奪える。

奪った商品は即座に自分の倉庫へ。

って感じかな。

終了条件はどちらかの港から商品が無くなるか、倉庫に6色揃えたプレイヤーが「終わり!」って言うかどちらか。

どれだけ他の船を利用して長距離移動するかってゲームなのだが、どうも勘所がわからず、気がつけば1隻ポツンって状態に・・・

海賊行為が凶悪なんじゃないかと思っていたが、そうでもない。

むしろカードは移動の為に使ったほうが有意義な気がした。

他の駒を利用して大きく移動するゲームは良くあるが、中央付近で交差するって部分が珍しくて、動きがよみにくくなっている。

古き良きドイツゲームを思わせるゲームデザイン。

こういうゲームが2013年に発売されることに意味がある。

のだろう・・・

空と蒸気の王

評価:4/10

飛行船と鉄道のピック&デリバリー アクションプロット添え。

4手番分のアクションをラウンド開始時にプロットしておくってのが特徴。

だが、このプロットが上手くかみ合ってない印象。

プロットってことは、バッティングしてキャーをお楽しみ下さいってことかもしれないのだが、重量級ゲームでバッティングはリスキー過ぎる気がする。

さらに、プロットしたカードを公開後にも悩むことがあったりするので、ダウンタイムの短縮に繋がっていない。

他にもキャラクターの特殊効果や飛行船の能力差、飛行船と鉄道を組み合わせた輸送等、要素は結構あるのだが、ゴテゴテしていて取って付けた感が強い。

まぁ、スチームパンクってテーマを考えるとこのゴテゴテ感も有りや無しや・・・

「スチーム」や「蒸気の時代」が好きな人がヤンチャしたい時にプレイすると良いんじゃなかろうか。

(かなりテイストが違う気もしなくはないが・・・)

アッシリア

評価:6/10

3歩進んで2歩下がる拡大再生産。

家を置くことで、どんどん領地を広げていくのだが、毎ラウンド各家に食料を供給しなくてはイケナイ。

毎ラウンドもらえる食料の量は増えないので、どこかしらで頭打ちすることになる。

さらに、数ラウンド毎に洪水が起こり、川の上にある家は全滅する。

たぐい稀な撲滅っぷり。

ルール量はそこそこあるし、4人だと90~120分はかかる重量級だが、得点バランスは良くダレることはない。

ただ、弱者救済は一切無い厳しいゲームなのでお気をつけください。

これぞイスタリの佳作!

と太鼓判押しときます。

エルパソ

評価:4/10

ダイスチキンレース+バッティング。

ならず者となって、町からバッティング的に物品を奪う。

先に進むほど物品の換金率が良いので、できるだけ持って移動したいが、そこには運搬量を決めるチキンレースがあるのだった。

バーストしちゃったら、持ってる物品全部チャラ。

ルールだけ聞くと良い感じなのだが、気になったのはバースト発生率の低さ。

町から物品チップが全部なくなることもチラホラ。

もうちょっと、ドキドキさせてほしかった・・・

あと、町が進むにつれ換金率が上がっていくのは良いのだが、ちょっと上昇率が高すぎる気がした。

序盤の無意味さが際立つ。

これなら、町の数は5ぐらいで終わりにして、時間短縮してくれたほうがうれしいかも。

ドンキホーテ

評価:5/10

「テイクイットイージー」とか「ストリームス」みたいなタイル配置パズル。

「テイクイットイージー」も「ストリームス」も置くタイルを指定されるが、この「ドンキホーテ」では、置く場所を指定される。

だが、置くタイルも自由に選べない。

数枚のタイルを表向けてその中から1枚ずつ選んでいく。

置き場所の運とタイルの運でダブル運!

そこそこ運要素は高い。

まぁ、これ系のゲームは総じて運要素高めだけどね・・・

無機質になりがちなパズルにテーマをのっけているのは評価できる。

その分、得点計算がちょい複雑になっている。

シンプルさを取るなら「テイクイットイージー」、雰囲気を取るなら「ドンキホーテ」って感じかな。

このゲームならでは!って部分は希薄。