フランスの思想家モンテーニュの足跡を追う。
フランスのメーカー「Ludocom」。
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ボルドーから出発して、9つの街をめぐりモンテーニュの書物を集める。
ボードに地図が描かれているのだが、駒がその上を移動するわけじゃなくて、手札から自分の前にカードを並べることで旅の軌跡を表現する。
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今いる街のカードを出すと滞在扱いとなりカードドローのボーナスがある。
一回旅立った街には2度と戻れないルールになっているので、出来るだけ同じ街でダラダラしたいのだが終了条件と早取り得点がそれを許してくれない。
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山札から「王の招集」カードがめくられるとゲームは終了へ向かう。
ここからボルドーへの早帰りレースが始まる。
早く帰った方が帰還得点は高くなるのだが、ゲーム終了時のアイコンマジョリティをかんがみて寄り道も必要になってくる。
それまで、のほほんと旅を楽しんでいたのに、「王の招集」で急に締まるのが面白い。
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大枠はありきたりなのだが、選択肢の絞り方と意味の持たせ方が上手い。
王の招集がかかるタイミングも絶妙。
アートワークが渋すぎて、キャッチーさ、プレイアビリティの両方で損しているのがもったいない。