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タグ: クロッシング・オーシャン

クロッシング・オーシャン(交易所バリアント)

Crossing Oceans

評価:6/10

クロッシング・オーシャン」のゲルツによる交易所バリアント公開。
https://boardgamegeek.com/thread/2966287/trade-house-variant

「交易所に関するコストや収入が30ではなく50になる」
っていうだけ。つまり、
・交易トークンの配置コストは「30/60/90」ではなく「50/100/150」になる。
・Regionアクションでの交易所ボーナスは交易所一件ごとに50になる。
・他プレイヤーの交易所のある港に交易所を建てる場合はそのプレイヤーに50払う。

遊んでみた感じ、このバリアント入りの方が良いですね。
元のルールだと、とにかく(赤、緑、白の)同じ色の船を集めて、他プレイヤーと被らないプレイヤーが有利!って感じだったけど、このバリアントだと交易所を建てる時に(コストが高くて)どうしても別の色の交易トークンを取ることになる。
戦略幅が広がってるんじゃないかな。

デザイナー本人のバリアントだけあって、オススメのバリアント。

クロッシング・オーシャン

Crossing Oceans

評価:6/10

トランスアトランティック」の続編として開発されていたゲームの製品版。
エッセン新作。

船を買って海に置いてお金を儲けるっていう基本の流れは同じなんだけど、もろもろ調整されている。

手番システムが「コンコルディア」式カードプレイからロンデルに変更された。

他にも、交易所の建設方法が変わったことで船の配置場所にも少し意味が生まれていたり、マーケットの船の補充方法や、流れた船の扱いも変わっているので、「何でもいいからとにかく買っとけ」って感じではなくなっている。

あと、船の配置タイミングも変わっている。
手番の開始時に手元の船を1隻配置できるのだが、この配置をする代わりに契約書を1枚もらうことが出来る。
この契約書がお金になったり、石炭になったり、ロンデルを4マス以上進めたり、何かと便利なリソースで、ロンデルのシビアさを少し緩和してくれている。

途中からダレてくる「トランスアトランティック」と違って終始ドキドキ感が持続する。
つまり、それはインタラクションが強いってことで、得点がほぼ丸見えっていうこともあって、終盤にキングメイク問題は発生しがちかも・・・(今回も実際起こってしまった)
とは言え、「トランスアトランティック」の気になっていた大部分を改善してくれていて、良いリメイクと感じた!
「トランスアトランティック」は、一番ゲルツらしくないゲームと感じたのだが、それがゲルツらしいゲームになっている感じ。

「トランスアトランティック」を持っている人は「アップグレードキット」を買うだけで、コンポーネントを流用して「クロッシング・オーシャン」を遊べるようになるのでお得だよ。