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タグ: クアックサルバー

クアックサルバー:錬金術師

Die Quacksalber von Quedlinburg: Die Alchemisten

評価:6/10

「クアックサルバー」の第2拡張。
患者の治療要素が追加。

ゲーム開始時に3人の患者カードが登場。
各プレイヤーは、そこから1人を選択してその患者用のカードを手に入れ、個人ボードの上に増設されるフラスコトラックに配置する。

チップを引き終わった後、通常の評価フェイズの前にフラスコトラックを進める。
進める歩数は「大釜に配置できた白以外のチップの色数」+「白の合計がちょうど7だと+1歩」+「隣の大釜が爆発していれば+1歩」。
この進み具合で、ゲーム開始時に選んだ患者に応じた効果を受けられる。

馬鹿にできない効果の高さで、全体的に前進しやすくなる。
簡単に鍋がいっぱいになるので、第1拡張の小鍋は付けた方が良いかも。

今回もちょっとしたコンポーネント問題があって、フラスコマーカーのプレイヤーカラーが「赤、青、黄、緑、黒」となっている。
僕の持っているドイツ語版初版基本ゲームはプレイヤーカラーが「茶、銀、金、黄」。
遊べなくは無いが、ちょっと気持ち悪い。
日本語版は「赤、青、黄、緑」になってるのかな?

クアックサルバー:薬草の魔女

評価:6/10

2018年SDJエキスパート部門大賞「クアックサルバー」の拡張。

ニュルンベルク新作。

新たな効果セットが2種類追加。

黒の蛾にも新たな効果2種を追加。

新たな素材「花」と、カボチャの6が追加。

各プレイヤーが1回ずつ使える特殊効果「薬草の魔女」。

鍋がパンパンになっても得点を重ねられる小鍋の追加。

5人プレイ可能に。

効果セットが増えるのは、単純にバリエーションが増えて嬉しい。

「薬草の魔女」の特殊効果も派手過ぎず地味過ぎず、丁度いい悩ましさを生み出している。

5人プレイになったのも、もともと人数関係ないゲームなので有難い。

パンパンになってしまった時の消化不良が解消される小鍋の追加によってゲームの完成度が上がった。

年間ゲーム賞受賞を受けて焦って発売された感じは無くて、完成度の高い拡張。

システム的には全く不満はないのだが、問題はコンポーネント!

チップの質感が全く別物!

基本のチップは光沢のあるツルツルの質感で、拡張のチップはマットなザラザラの質感。

袋引きのゲームで、これは致命的!

実際、プレイしてみると触った感覚で分かってしまう。

意識しないことを意識してプレイしないとイケナイ!

日本語版も発売されるだろうが、材質には細心の注意を払ってほしい。