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タグ: コンコルディア

コンコルディア:ゲルマリアマップ + ミニ拡張

Concordia: Germania

評価:7/10

コンコルディア」の追加マップ。
ほとんど陸地のマップ。

海路が無くなり、船は河川を移動する。
河川ルートはかなり制限されて動きにくいのだが、船は移動力が1ではなく2。
様々な場所に行ける陸駒を増やすか、歩数を増やす船駒を増やすか。
どちらにしても、早めに開拓者駒を増やすのが重要なマップと感じた。

それとは別に、ミニ拡張も混ぜて遊んでみた。
コンコルディア:サルサ」の特殊効果タイルをゲーム開始時から各自1枚ずつ持っている状態で始める。
「他プレイヤーの駒のある道路・海路をスキップできる」
「毎手番、フリーアクションで商品を1個売却できる(ただし2金安い)」
「ワインを2金高く売れる」
等々・・・
非対称個人能力をコンコルディアに取り入れる感じだが、そこまで派手な効果では無いので、大きくゲームを変えることは無さそう。

コンコルディア:ローマ

Concordia: Roma

評価:8/10

コンコルディア」の新マップ。
エッセン新作。

船駒用の水路がなくなり、船駒専用のトラックが追加された。
船駒は1移動分で好きなだけ先に進めて(ただし戻ることは禁止)、ついた先の報酬をもらったり、家を建設することが出来る。

そんなに変わらないかな・・・、と思って遊び始めたのだが、思った以上に変化があった。
建築家カードでも(船駒で)リソースを生み出すことが出来るようになって価値が上がった。
また、船トラック上の都市には同じプレイヤーが何個でも家を置けるようになった(上限3個)上に、それらの家は普通の長官カードでは生産できないので、ミネルヴァカードの重要度が増した。
逆に、エリア数が少ないので、サトゥルヌスの価値は下がってるかな?

いくつもマップを出しているのに、しっかり新しい面白さを提供してくれる。
やっぱりゲルツはスゴイ!

コンコルディア:ソリタリア(ソロプレイ)

Concordia: Solitaria

評価:6/10

1、2人でも「コンコルディア」を楽しめるようにする拡張。
エッセン新作。

1人用ルール、2人プレイで3人目のダミープレイヤーを追加するルール、2人プレイの協力ゲームが含まれている。
今回は、その中の1人用ルールを試してみた。

基本ルールは変わらず手札からカードを1枚プレイするだけ。
能力もほぼ同じ(ちょっと強い長官カードが追加されているぐらい)。

敵は出したカードの下半分に示されているアクションを実行する。
商人や元老院だと家配置、建築家だとカード獲得、長官や職人だと得点。
というように、プレイヤーの逆の行動を取るように設定されている。

家の配置場所の決定や獲得カードの決定はダイスロール。
とは言え、カードは左の方が取られやすいし、家も入植者の側にしか配置されない。

カードプレイによる相手の行動制限とダイスロールのランダム性。
中々うまい具合のバランスになっているように感じた。

一番簡単なレベルで挑戦して、プレイ中は楽勝ムードだったのだが、得点計算してみると1点差で負け・・・侮れない・・・

コンコルディア:バレアリカ

Concordia: Balearica

評価:8/10

魚ボードが追加された新マップ。

エッセン新作。

船2隻から始まる海主体マップ。

全てのマップで使用可能な魚ボードが追加された。

手番開始時に、魚トークンを使用して魚ボード上のアクションを実行できる。

魚ボードは環状になっていて、反時計回りにしか動けず、多く移動するには、お金が必要となる。

これは、まさにロンデル!

ロンデルを捨てた「コンコルディア」にロンデルが帰ってきた!

ゲルツ作品にロンデルが合わないはずがない!

魚トークンの獲得方法は長官アクションのボーナス。

「生産エリアの一番価値の高い資源1つ」から「魚トークン1つ」に変更された。

カードのコスト変更ボード(これは前の拡張と同じもの)もあって、布の価値が下がっている。

非常に狭いマップなので、後置きのコストが高い布都市は早めに置きたくなっているので、トントンというところか。

ゲルツは拡張と言えど、手を抜いていない感じで良いね!

コンコルディア:ヴィーナス

評価:7/10

毎年恒例の「コンコルディア」拡張。

今回の目玉はペア戦。そして、6人までプレイ可能に。

個人戦用ルール&カードもついている。

ペアは対面になるように座る。

それぞれが自駒を使ってプレイして最終的に得点を合算。

カードプレイに特徴があり、手番プレイヤーがカードプレイしてアクションを実行した後に、パートナーも同じアクションを実行する!

パートナーも無駄にならないように、互いに足並みを揃えて動いていく。

カードも少し追加されている。

2種類のアクションから選べるカードや、パートナーのカードをプレイできるカード等々・・・

得点は「自分とパートナーがどちらも家を置いているエリア数」というのが追加された。

長時間ゲームをペア戦にするっていうのは思い切ったなぁ。

パートナーのことも考えないとイケナイので、どうしてもダウンタイムが伸びてしまう。

上手く動けた時の気持ちよさよりも、窮屈さを感じた。

コンコルディア:ガリア

評価:8/10

「コンコルディア」の拡張マップ。

少しだけ追加ルールがある。

イギリス海峡にあるトンネルは陸路扱いなのだが、そこに立ち止まることは出来ない。

あと、初期配置の船は地中海に置かれていて、このままでは移動出来ない。

6か所ある港町のいずれかに家を置くことで、そこにワープしてきてようやく移動できるようになる。

どちらの追加ルールも大した影響はなく、普通の「コンコルディア」として楽しめた。

特にプレイ感にも影響しないので、ファンアイテムだろう。

裏面のコルシカマップは盤面が極端に狭くなっているので、少人数用として重宝するかも・・・

コンコルディア

評価:8/10

ロンデルじゃないゲルツ。

じゃあ、メインシステムは何なんだ!?って言うとカードプレイ。

1手番に使えるカードは1枚。

使ったカードは個人捨て札に置かれて、特定のカードを使うことで捨て札全てを手札に回収できる。

これによって、同じアクションを連続してプレイしづらくなっている。

ロンデルが無くとも、ロンデル色は十分に残っているね。

カードは、リソースを払うことで増やすことができる。

このカードの種類がいっぱいあるんじゃないかってゲンナリしかけたのだが、心配ご無用。

しっかり厳選されている。

ナイス!ゲルツ!ゲルツナイス!

カードテキストはガッツリ書かれているのだが、ほとんど一緒のことが書かれているだけなので、カードテキストを読むことなくプレイはスイスイ進む。

いやぁ、面白いなぁ。

フェアプレイ2位も納得だな。

フェアプレイ1位2位のどっちも高評価!

これはもう、僕はフェアプレイで、フェアプレイは僕と言ってしまって良いな。

「僕はフェアプレイで、フェアプレイは僕です。」

はい。言った。