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タグ: カウリ

カウリ

Kauri

評価:5/10

ニュージーランドへのイギリスの入植がテーマ。
ルート」等の非対称ゲーム。
今年のKDJ推薦リスト入り。

陣営は「イギリス人」「(原住民の)マオリ人」「キーウィ」「ポッサム」の4つ。

イギリス人は道路網を広げ、木を伐り、ポッサムを狩ることで得点を稼ぐ。
マオリ人は自分たちの家をたくさん作ることで得点を稼ぐ。
キーウィはゲーム開始時、全エリアに存在し、出来るだけ個体数を減らさないことを目指す。
ポッサムはイギリス人によって連れてこられた外来種。繁殖力を生かしてどんどん個体数を増やすことを目指す。

「ルート」と違って、手続き自体は全員共通。
派閥固有のデッキから引いた手札3枚から1枚をアクション用、もう1枚を手番順決定用として同時選択。
手番順カードの数字が小さいプレイヤーからアクションを実行するだけ。

面白い特徴として「イギリス人の意識メーター」がある。
最初、イギリス人の意識は木を切ることが主体となっているのだが、ゲームが進むとポッサムを狩ることへと意識が移っていく。
最初イギリス人は「キーウィ」と「マオリ」から疎まれる存在だが、後半は「ポッサム」から嫌われる状態になり、「マオリ」とは友好的な関係となる。

非対称ゲームの常として、プレイヤー間でバランスを取り合うゲーム。
手札3枚から2枚をプレイなので、そこまで自由は効かないのだが、それによって「仕方なく」攻撃することになってギスギスしにくい。
2回遊んだ感じだと、「キーウィ」と「ポッサム」が簡単な印象で、人間陣営が高得点をたたき出すのは、なかなか難しそう。