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タグ: アノ1800

アノ1800:拡張

Anno 1800: Die Erweiterung

評価:6/10

アノ1800」の拡張。

特許と技術革新カードが大きな変更点。

新たに建てた産業タイルには、特許駒を配置出来て、特許駒が載っている間は、他のプレイヤーはその産業を借りることが出来ない。
基本ゲームだと、資本家を得るために「毛皮コート」を作りたいけど、作っちゃうと他プレイヤーに使われて他プレイヤーの方が先に資本家を得てしまう!みたいな状態がよく起こった。
そんなお見合い状態を解消するシステムだろう。
特許駒を置いた産業を自分で使用すると特許駒は取り除かれて全員に開放されるので、先取りが強すぎることも無い。

技術革新カードは場に8枚並ぶ。
示された商品を支払うことで獲得でき、ボーナスが貰える。
技術革新に関しては他プレイヤーの商品を借りることが出来ないので、これまた自力で作り出す価値を上げている。
誰かが獲得するとすぐに場にカードが補充されるので、そこのめくり運は感じられたけど・・・
気になる場合は、4枚ぐらい未来の場を作れば解消されるかな。

技術革新カードのボーナスで、新たなリソースである歯車が獲得できるようになった。
歯車を使用することで(弱めのアクションに限定された)追加手番を得ることが出来る。
これによって、バババっとゲームが終わることがあって収束性が増したように感じた。

基本ゲームは、ベースは面白いんだけど、気になる部分が多かった。
それらを上手く修正した良い拡張じゃないでしょうか。

アノ1800

Anno1800

評価:6/10

産業革命での発展。
同名デジタルゲームをボードゲーム化。
ワレス&コスモス。エッセン新作。

トイバー作の「紀元1503」や「紀元1701」の続編となるわけだが、ワレス作になったのでシステムは全く別物に。

テックツリーとリソースマネジメント。
手札の目標を達成できるように、膨大な建物のテックツリーを読み解きながら発展させていく。

マイボードに建てた建物に人駒を置くことでリソースを生み出せる。
使った人駒は消費するわけじゃなくて、手番をパスする(フェスティバル開催)ことで全ての人駒が再び使用可能になる。
できるだけ人駒を使い切るリソースマネジメントが求められる。

フェスティバルの間隔を広げるために人駒を増やしたいのだが、人駒を増やすことで自動的に手札が増えてしまう。
目標が増えるので良いのだが、最初に手札を使い切ったプレイヤーに与えられるボーナス点からは遠のく。一長一短。
誰かが手札を使い切るとゲーム終了トリガーが引かれるので、手札が少ないとゲーム終了タイミングを計れるメリットもある。

各建物は2つずつしかないので、一見熾烈な早取り合戦になりそうだが、他プレイヤーの建物を使うのが比較的かんたんなので、そこまでシビアには感じなかった。

ただ、一回遊んで振り返ってみると、肝となる建物がいくつかありそうなので、それが見えてくるとシビアになるかも・・・

リソースの数がとにかく多いので、初回プレイは繋がりを読み解くので精一杯だが、何回か遊ぶとラインが見えてきそう。
研究し甲斐があって、やり込みプレイヤーが現れそうな予感。