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カテゴリー: ボードゲーム

怪獣王決定戦 ゴジラ

評価:4/10

「ハゲタカの餌食」形式で得点の取り合い。

80枚ぐらいある得点カードを「ハゲタカの餌食」形式で取り合う。

自分の手札は8枚しかないので、使い切ったら、手札が全部戻る。

出てくる得点カードの半分ぐらいがマイナス点。

さらにマイナス点のカードも一番大きい数字を出したプレイヤーが取る。(ハゲタカは一番小さい数字の人)

なので、小さいカードを温存しておくことも大事。

あと、「取ったカードを別のプレイヤーに押し付ける」や「取ったカードを全部捨てる」みたいな特殊カードも有り。

色々と荒いが、バッティングゲームなので、ワイワイ楽しめる。

特撮物が好きな人なら大いに楽しめるだろう。

バーゲンハンター

評価:6/10

ウヴェ作のマストフォロートリックテキング。

フォローできない時に出したカードを切り札に出来る。

カード構成は、1~9が5色2枚ずつ。

9枚配られた中から1枚を選んで、そのランクがプラス札になる。

それ以外のランクは基本マイナス札なのだが、4枚以上集めるとプラスにすることができる。

だが、マイナスをプラスに出来る回数が決っているので手当たり次第に集めても勝てない。

あと、フォローできなかった時に出したカードの色をそのトリック限定の切り札色に「することができる」。MAY!

なので、基本ボイドを狙っていけばどちらにも転べる良い展開になる。

手札のランダム具合が強いのでトリックテキングっぽさは薄いが、マイナスをプラスにできる得点形式が面白い。

昔のウヴェが作るヒトヒネリセットコレクションは好き。

クークック

評価:6/10

シュタウペの「フィアスコ」を二人用に調整。

肝の部分は、ほぼ「フィアスコ」まんま。

2人なので、得点状況がわかりやすい。

2人でバーストゲームって珍しい気がする。

大部分は運が占めるのだが、ちょびっと悩みどころを残すことでゲームとしての質を保ってる。良い調整だ。

あと、ビリビリカードの絵が良い。

バースト時のショックを見事に表している。

フィアスコ

評価:6/10

シンプルなバーストゲーム。

ほぼ運なんだけど、雰囲気作りが良い。

シュタウペ作。

手番には、山札から1枚ドローするだけ。

ただ、山に6枚だけある「どんがらがっしゃんカード」を引いちゃうとバースト!手札全部捨て札。

そうなる前に、決算をすることができる。

手札を全て公開して1スートを選ぶ。

選んだスートの数字の合計 × 手札総枚数 が得点になる。

掛け算なので貯めれば貯めるほど累乗的に大きくなる。

これが良くできていて、もうちょっとだけ・・・もうちょっとだけ・・・っていう気持ちにさせる。

さらに、良い効果を生み出しているのが「ざまみろカード」。

2枚だけ入っているのだが、これを引くと「その人以外」が手札を全部捨てる。

これによって、あまりに沢山溜め込んでいるプレイヤーがいると、他のプレイヤーが無茶を承知で「ざまみろカード」を引きに行く。

あと、ゲーム終了条件。

誰かが5スート全部を決算したらゲーム終了。

他のプレイヤーが決算する前に、低い点数で決算してプレッシャーを与えていくのも大事だ。

ゲームを終わらせたプレイヤーはボーナス得点もらえるしね。

このゲームの一番素晴らしい所は「どんがらがっしゃん」と「ざまみろ」っていうネーミングセンス。ナイス。

リシュリュー

評価:6/10

ほぼ完全情報の二人用ゲーム。

無料公開されていた「王と枢機卿カードゲーム」を二人用にして製品化したもの。

12×4に並べられたタイルを1枚ずつ順番に取っていくのだが、各列の端からしか取れない。

「コンビット」みたいな感じ。

それだけでもゲームとしては成立しそうなのだが、このゲームに深みを加えているのが各手番に1枚置くことができる「所有権マーカー」。

相手の所有権マーカーが置かれているタイルを取るには、自分の所有権マーカーを捨て札にしないといけない。

所有権マーカーは3枚しかもってないので、捨て札にするのは痛い。

痛いのだが、行くときには行かないと流れをつかめない。

タイルが全て取られたら、ゲーム終了で各シンボル毎に比べて多い方が自分の持っているシンボル分の得点を得ることが出来る。

なので、9 vs 1で勝つよりも6 vs 4で勝って相手の無駄札を増やす方が有効になる。

だが、10 vs 0でパーフェクト勝ちすると話は変わる。

パーフェクトと取ると、負けた方が-5ポイントになる。

これを狙うことも大事。

ほとんどが公開情報なので、ガチなゲーム。

かなりドライなゲームなので好き嫌いは分かれそうだが、システムとしては良くできている。

チケット トゥ ライド メルクリン

評価:8/10

鉄道模型メーカー「メルクリン社」とのタイアップチケライ。

乗客が旅をする。

一番の特徴である乗客コマ。

手番を使って、乗客コマを旅させる。

各都市には得点チップが積み重なっていて、乗客が都市を通過するたびにこの得点チップを獲得できる。

早く取るほど得点が高いので、いつ乗客を旅させるかの判断が悩ましい。

乗客カードを使えば旅の経路に他プレイヤーの路線を使うこともできるので、

他プレイヤーの目的カードを妨害しつつ他プレイヤーの路線で旅行みたいなプレイングも出来そう。(毎回ビビって試したことないけど・・・)

マップも東側は長めの路線、西側は細かい路線となっていたり、要所要所で1路線が設置されていたり、中々悩ましいデザインになっている。

あと、カードイラストが鉄道模型の写真になっているのだが、全カードユニーク!

鉄道マニアにはたまらないだろう。

この「メルクリン」をチケライシリーズ中ベストに選ぶ人が多いけど、確かにそうかも。

アルティフィキウム

評価:5/10

リソース変換のみのシンプルなカードゲーム。

ロシア発のエッセン新作。

それぞれがテックツリー的なリソース変換ボードを持っている。

カードによって、これらのリソース変換を実行する。

普通のゲームならリソース変換後に、そのリソースを使って色々やるのだが、このゲームはリソース変換自体が目的!

リソース変換することで得点を獲得できる。

見た目から受ける印象より、かなり軽い。

選択肢が狭くて手札運も強そうなので、ゲーマーが箱絵に期待してプレイするとガッカリしちゃうだろうね。

わかりやすいルールなので、初心者が遊ぶのには良いかもしれない。

世界の七不思議 バベル

評価:7/10

「世界の七不思議」の新拡張。

全員に与える効果ってのがコンセプト。

2つ拡張が付いてるんだけど、そのうちの一つをプレイ。

ゲーム開始時にバベルの塔タイル3枚をドラフト。

手番を使うことでバベルの塔タイルを置くことが出来る。

このバベルの塔タイルには色々効果が書いてあるのだが、この効果が全員に適用される。

「隣からの購入が安くなる」

「ワンダーを建てる時に追加でお金がかかる」

「木か岩が生産できる」等々。

更にハチャメチャにしてきたか!!って感じだけど、ドラフトってシステムは全てを丸め込む包容力がある。

最初にドラフトしたら、なぜか全部許せちゃう。

良い土台作ったね。

オリンピア2000

評価:5/10

古代オリンピックがテーマ。

同時出しの数比べ。

各カードには競技ごとの順位が書かれている。

順位が一番小さいプレイヤーが得点ゲット。

逆に一番大きいプレイヤーが次の次の競技を決定できる。

競技は開催されればされるほど得点が高くなるので、競技の決定は結構大事。

シンプルなバッティングゲームだが、ちょっとした戦略性もある。

なかなか良いね。

ケンブルカスケードの闘争

評価:6/10

ケンブルカスケードの闘争

デジタルのシューティングゲームを題材にしたアナログゲーム。

箱絵から発する強烈なヤバさ。ところが、意外や意外。

かなりイケてるゲームだったのです。

「グラディウス」を代表する強制スクロールシューティングゲームをオマージュ。

敵を撃破しつつ集めたベロニウムで機体をアップグレードして、強敵の撃破を目指す。

もちろん敵も攻撃してくるので安全なエリアを確保するっていうのも大事。

そして、最後に現れるボス。

シューティングゲーム好きが喜びそうな要素がギッシリ。

こういうテーマだと、アメゲー的なサイコロで「ワー!」特殊カードで「ギャー!」ってルールかと思ったのだが、違う!

まず手番順をカードの同時出しで決める。

その後、アクションを使っての移動やショットを行うのだが、他プレイヤーと同じ場所に入るとダメージを負うので、陣取り的な要素も絡んでくる。

更に、他プレイヤーをショットすることも出来ちゃう。

下手に敵を撃つよりも得点出来たりするので、バッチンバッチンの殴り合いになったりもする。

そして最後に現れるボス。

かなり強いので、みんな死にまくり。

弾幕の多さにヤケクソになる感じはまさにシューティングゲームのそれ。

インスト込みで150分ぐらいかかったけど、時間を感じさせない面白さ。

テーマのシステムへの落とし込みがお見事!

こんなに高評価付けていいのか迷ったけど、ファミコン世代は興奮せざるを得ない!

(追記)

一時の気の迷いでした・・・

評価7から6へ変更