船上で泥棒探し。推理ゲーム。
「CV」デザイナーのエッセン新作。
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ゲーム開始時に取り除いたキャラクターカード1枚を当てる、いわゆる「クルー」系推理ゲーム。
立体ボードが目を引くが、システム的に立体である必要は無し!
むしろ、コマが見えづらくてプレイアビリティを下げている。
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キャラクターは「船員/乗客」「性別」「年齢」の3ステータスを持っている。
「あなたの手札には船員は2人以上いますか?」や
「あなたの手札に若者は何枚ありますか?」というような質問をして犯人を絞り込んでいく。
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で、このゲームの特徴は質問の仕方。
質問の前に「場所」「年齢」「性別」のような質問カードをプレイして、それらのカテゴリーに関することしか質問できない。
基本的にYES/NOでこたえられる質問しかダメなのだが、「ナンバー」カードをプレイすることで答えが数字になる質問が可能になる。
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あと、イベントカード1枚が公開されていて、「デッキに移動する」や「乗客同士を同じ場所に移動する」みたいな指示が描かれている。
質問の前にキャラクターを移動することで、条件を満たすことが出来れば質問カードをドローでき、質問の選択肢を増やせる。
また、場所に関する質問はキャラクターの位置が大事になってくるので、質問に合わせてキャラクターを移動することも大事になってくる。
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キャラクターの中に「オウム」が入っていて、「オスでもメスでもあり、年齢が無い」という不思議なキャラクターになっていて、推理をかく乱してくる。
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「パーフェクトアリバイ」「四人の容疑者」で、推理ゲームの短時間化に成功したわけだが・・・
今作は、再び冗長化している。巻き戻し。
「オウム」を持っているプレイヤーが有利すぎるのも気になった。