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タグ: 永遠の始まり

永遠の始まり

評価:4/10

「大聖堂」シリーズの第3弾。

シリーズ通してリーネック作。

小説と同時発売みたい。

カトリックとプロテスタントのマジョリティ争い。

プレイヤーは宗派をコロコロ変えながら、自分の家を建てた都市の宗派マジョリティを狙っていく。

もう一つの得点源として商品の生産と輸出ってのがある。

最初、各プレイヤーに宗派が割り当てられ、黒ダイスを振って宗派カード上に置く。

手番ごとに黒ダイスの目を下げていき、0になったら宗派チェンジが可能(しなくても良い)。

アクション選択も変わっている。

4種のダイスを振って、1つを選択。

ダイス色のエリアにあるカードを1枚獲得して、そのアクションを実行。

更に、ダイスをそのカード上に置いて、毎ラウンドダイス目を下げてアクションを実行できる。

ダイス目が多いほど、繰り返しアクションを実行できるのだが、そのダイスはロックされてしまうので、選択肢が減ってしまうっていうジレンマ。

更にさらに、エリア内にあるダイス目と一致するマスに自分の家を置ける。

この数字がマジョリティ時の得点になる。

カードが取られるごとに、カードに示された宗派駒がエリアに置かれる。

これが4つ揃うと決算で、宗派駒マジョリティを取った宗派のプレイヤーが家の場所に応じた得点を獲得。

逆の宗派のプレイヤーは何ももらえない上に、家が除去されてしまう!

という、かなり強烈な味付け!

手番の最後に、手元に残ったダイスから1つを選んでロンデルムーブ&アクションがある。

遊んだ時はダイス目、

カードめくりのままならなさ、勢力争いのマルチ味の強さ、マジョリティ敗北時の救いの無さ、イベントの唐突さ等々・・・

そこかしろに疑問点だらけだったのだが、こうやって記事に起こしていると、ルールの意図が見えてきた。

これを踏まえて、もう一回遊んでみたい気はする。

ただ、「ダイス目の幅をもうちょっと狭めた方が良いんじゃないか(特に宗派ダイス)」「ロンデルも小さくして、他プレイヤー飛び越しは無くした方が良いんじゃないか」「マジョリティ敗北時に救済は何かしらあった方が心のケアになるんじゃないか」等々・・・調整不足は感じる。 

何にしてもマニアックなゲームであることは間違いなさそう。

最近の似たり寄ったりなゲームに飽き飽きな人には良いかもしれない。