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タグ: 孫子

孫子

評価:5/10

プレイヤーは職人となって芸術品を作って、孫子になることを目指す。

職人を極めてなれるのが孫子??兵法の??

これ「尊師」の誤訳じゃない?孫子の方が面白いから良いけどね。

各プレイヤーは師匠と弟子のコマを持っている。

この2つのコマを盤面に置いて、その場のアクションを行う。

師匠と弟子とでアクションの強さが違う。できる師匠と、できない弟子。

2つしかコマがないので、1ラウンドもすぐ終わる。

その上、 師匠は作品制作に入ると完成するまでの間、何もできない。没頭です。

師匠が没頭して精神世界を漂っている間に、ダメ弟子が一人で大奮闘。愛くるしい。

基本的には、市場で素材を集めて作品を作って、その作品の効果を使ってより良い作品を作る。拡大再生産。

他にも、有力者に素材を謙譲したり、質屋で素材を交換したりもできる。

ルール聞く限り、なかなか堅実なゲームな気がしたのだが、その印象を一気に変えたのが寺院でもらえる「幸運の巻物カード」。

いわゆる使いきりの特殊カードなのだが、この効果が結構強力で種類も多い。

特殊カードを引いてから、それを軸に戦略を組み立てるぐらいの力を持っている。

この感じを最初に説明したほうが良い。心構えができていれば、楽しめるゲーム。

逆に、ガッチリめのゲームを想像していると拍子抜けしちゃうかも。

コンポーネントの出来が素晴らしい。

師匠コマの落ち着き、弟子コマの純朴さ、制作の時間経過を表す背景の味わい。

良い仕事してます。