プレイヤーは職人となって芸術品を作って、孫子になることを目指す。
職人を極めてなれるのが孫子??兵法の??
これ「尊師」の誤訳じゃない?孫子の方が面白いから良いけどね。
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各プレイヤーは師匠と弟子のコマを持っている。
この2つのコマを盤面に置いて、その場のアクションを行う。
師匠と弟子とでアクションの強さが違う。できる師匠と、できない弟子。
2つしかコマがないので、1ラウンドもすぐ終わる。
その上、 師匠は作品制作に入ると完成するまでの間、何もできない。没頭です。
師匠が没頭して精神世界を漂っている間に、ダメ弟子が一人で大奮闘。愛くるしい。
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基本的には、市場で素材を集めて作品を作って、その作品の効果を使ってより良い作品を作る。拡大再生産。
他にも、有力者に素材を謙譲したり、質屋で素材を交換したりもできる。
ルール聞く限り、なかなか堅実なゲームな気がしたのだが、その印象を一気に変えたのが寺院でもらえる「幸運の巻物カード」。
いわゆる使いきりの特殊カードなのだが、この効果が結構強力で種類も多い。
特殊カードを引いてから、それを軸に戦略を組み立てるぐらいの力を持っている。
この感じを最初に説明したほうが良い。心構えができていれば、楽しめるゲーム。
逆に、ガッチリめのゲームを想像していると拍子抜けしちゃうかも。
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コンポーネントの出来が素晴らしい。
師匠コマの落ち着き、弟子コマの純朴さ、制作の時間経過を表す背景の味わい。
良い仕事してます。