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タグ: ランカスター

ランカスター:ヘンリー5世

Lancaster: Henry V – The Power of the King

評価:7/10

「ランカスター」の拡張第2弾。
3つの拡張が入っている。

1つ目は宮廷。
各プレイヤーは騎士駒とは別に君主駒を1つずつ持つ。
この君主駒を使って3つの役職を取り合う。
「騎士が追い出されなくなる盾」「遠征で追加戦力となる射手」「騎士の力を上げるチューダーの騎士」
と、それぞれ強力な能力を得られる。
役職マスも追い出しが可能なのだが、宮廷では従者を使えず騎士駒によって補助する。
また、宮廷専用の司教駒ってのも追加されている。
この司教は最終得点にも関与していて、上手くやれば大きな得点を生み出すので新たな勝ち筋を作っている。

2つ目は不名誉。
紛争で敗北した場合、その紛争に参加していなかったプレイヤーは不名誉チップを受け取り、ゲーム終了時に失点となる。
盤面に塔が追加されて、騎士を入れることで不名誉チップを捨てることができる。

3つ目は上記2つの追加要素に関連した新たな法律の追加。

一応3つに分かれているが、コンポーネントが一体化しているので、個別に入れることは無さそう。
全体的に、紛争に目が向くように調整されている。
前から、そこまで紛争が弱すぎるっていう印象は無かったけど、援軍が来ずに放置されるとちょっと厳しかったからね。

可もなく不可もなくな拡張かな。
ルールが増えたことによる煩雑さと展開の広がりのトレードオフ。

ランカスター

評価:7/10

ランカスター

国内の覇権争いと、外国との戦争、法律の決定。

それらを様々な競りで決定していく。

国内の覇権争いはところてん式の競り。

外国との戦争はオープンな競り。

法律の決定は握り競り。

それぞれが複雑に絡み合っていて読み解きにくいのだが、上手くまとまっているので思考停止することはない。

なんとなくプレイしていても、成長感があるのでダレないしね。

このゲームで特に面白いのは、法律。

この法律をうまくコントロールすることと、流れを見極めることが大事。

1回目のプレイで読み解くのは難しいが、何回かプレイすればわかってくる面白さがありそう。