再現性が高いラリーレース。
・
実際のラリーと同じように、時間差でスタートしてゴールまでのタイムで競う。
・
5個のギアダイスと2個のアクセルダイス。
手番では、ダイスを1個ずつ振って駒を進めて行く。
アクセルダイスはいつでも使えるのだが、ギアダイスは現状のギアと同じか1個上か1個下のギアダイスしか使えない。
1個上のギアダイスを使うとギアが上がり、1個下のギアダイスを使うとギアが下がることになる。
・
ダイス目には「OK」か「NG」のどちらかの目しか無い。
どちらの目が出ようが1歩進めることが出来るのだが、「NG」が3回出てしまうと制御不能に陥って大きなタイムロスを受けてしまう。
コーナーマスには数字が書かれていて、その数字以下のギアで突入しないとこれまた制御不能に陥ってしまう。
各ダイスは1手番で1回しか使えないので、適当な所で手番を終えて、その時点のギアに応じて、その手番で消費したタイムが換算される。
なので、出来るだけ手番終了時には高いギアにしておきたいってわけだが、コースがそう簡単には許してくれない。
・
あと、ラリーの華であろうドリフトもある。
インコースをグリップで曲がるよりも多くのダイスを使うのだが、ギアを落とさずにコーナーを曲がることが出来る。
このゲームでは手番数よりも手番最後のギア数の方が勝負に影響するので、ギアを落とさずに走ることが結構重要になる。
・
ラリーは全然詳しくないのだが、妙に再現度が高い気がして、デザイナーのラリーへの愛が感じられる。
ただ、ゲームとして面白いのかというとそんなことはなくて・・・最適解がわかりやすいので、ダイスロールとカードめくりの成否が勝敗を分ける感じ・・・
もう少し状況に応じた判断を迫ってほしかった。