トリックテイキングで競馬(競兎)。
ゲームマーケット新作。
1~10,4スート。(5人プレイ時)
マストフォロー、切り札有り。
スートと同じ色の兎駒がレースをするのだが、各トリックで勝ったスートの兎が、そのカードのランク分だけ前進する。
最下位の兎のスートが切り札となる。
手札8枚から、1枚を同時に裏向きで捨てる。
カードは裏からでもスートが分かるカードなので、捨てられたスートや他プレイヤーの手札構成を見たうえで、どの兎が勝つかを予想。
自分の持ち金を「単勝」「兎単」「3連単」に分配して賭ける!
持ち金が足りないなら借金も可能!
その後、トリックテイキングを行い、レース順位を決定する。
互いの思惑が交錯するので、なかなか思い通りに動かないのだが・・・気持ちが通じる瞬間もあって面白い!
「最初から借金している」「(比較的)無尽蔵に借金可能」「馬券のマークシート風のUI」が、システムというよりは雰囲気作りに上手く貢献していて、熱を帯びたプレイ感を生み出している。
テーマやシステムが「トリックステークス」と似ているが、プレイ感は全然違う。
ルールを読んだ段階だと、「『トリックステークス』の方が洗練されているし、間違いなく面白いだろう」と思っていたのだが、遊んでみると「ラビットロックレーシング」の方が良い!
競馬っていうテーマを生かすには、ある程度の大味さが正解なのかもしれない。
理論派エリートが熱血主人公に敗れる少年ジャンプ的な展開。