神戸ゲームマーケットの新作。
ダイスを使ったトリックテイキング。
ルールを読んでみたら面白そうだったので代用品で遊んでみた。
・
0~7、5色の40枚。
カードと同じ5色の5個ずつのダイス25個。
・
最初に10枚ずつ手札が配られる。
そして、各自が袋からダイスを2個ずつ取って振る。
その後、13個のダイスを振って、そこから1つずつ取っていく。
4人が3個ずつ取ったら、場に1個残るわけだが、そのダイスによって切り札が決まる。
切り札ダイスの「数字」と「色」が切り札になる。
つまり、赤の3が残ったら、赤スートと、全てのスートの3が切り札となる。
切り札は全て切り札スートとなる。「ミュー」とかと同じ考え方。
・
ダイスはカードと等価値で公開手札扱い。
ただし、ダイスが残り一個になったら、それは手札ではなくなって、「ダイス目が取るトリックのビット」となる!
・
ルール読んだだけで、ワクワクしてくる工夫が盛り沢山。
トリックを進めながら、ビットも決めていくっていうのは新鮮!
最初のダイスロールによって、構成が変わるので展開の幅もあって面白い。
ダイスのランダム性をセットアップ時にしか使ってなくて、その結果も完全情報にしているのが良い。これぞトリックテイキングに合ったダイスの使い方だ。
新しさと手堅さをあわせもった良作。
・
ただ、個人的な好みからの贅沢を言うと、もうちょいテンポ感がほしかったかな。
好みのバランスになるカードやダイスの構成を色々考えたんだけど、たしかに現状が構成的には綺麗なんだよな・・・
12トリックになる3人プレイも試してみたい。
・
再販してほしいって思いも込めて7点!