恐竜を雑滅させたとされる隕石衝突がテーマっぽいけど、そんなテーマよりも変わったプレイ感に注目したいカードゲーム。
「カンパニーレ」や「ウルク」のデザイナーコンビ。1999年。
各自が同じカードデッキを持つ。
そこから5枚を手札にする。
順番にカードを1枚自分の前にプレイしていく。
前にプレイしたカードの上に重ねて置いていく。
誰かが流星マークが付いたカードを出すとラスト1周の合図となる。
流星マークを出したプレイヤーがもう1手番行うとラウンド終了となって、その時点で1番と2番のプレイヤーが得点となる卵カードを獲得できる。
逆に一番弱いカードを出したプレイヤーはスートの強さを変更できる。
強さが同値の場合は後勝ちルールなので、流星カードを出すことは大事なのだが、同値以上の流星カードを出されると、そのプレイヤーが起点となってまた1周することになる。
このラウンド終了タイミングをコントロールしていくゲーム。
あと、ラウンド終了時に全員がカードを1枚ずつ除去する。
除去するのはプレイカードの一番上のカードか山札の一番上のカード。
デッキは最初17枚なのだが、12ラウンド行うので最終ラウンドは6枚まで減ってしまう・・・
更にラウンド最後に、このラウンドプレイしたカードを「順番を変えずに」ひっくり返して山札の底に入れる。
こだわりを感じるゲームデザインだ。
最初はフワフワしてるんだけど、徐々に肝がわかってきて面白くなってくる。
出た時期が早すぎたゲームなのかも・・・
「デッキビルド」や「デッキ破壊」という概念を皆が認識しているかどうかってのはゲームの面白さを左右するだなと感じる体験だった。
僕は始めてプレイしたんだけど、発売当初に遊んだ人曰く「当時よりも面白く感じた」みたい。
ただ、得点形式が単純すぎて終盤に逆転不可能な状況になるのは粗さを感じた。
多色ボーナスを入れたり、最初に1枚ずつ裏向きで卵カードを配るとかすれば改善できそうな気はするが・・・