映像配信サービスの番組争奪戦。
ルーピングゲームズのエッセン新作。
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ラウンド毎に2枚×(プレイ人数+1)組の番組カードが並ぶ。
これを1組ずつ競っていく。
競り方式は握り競り。
最高額のプレイヤーだけが支払いカードを獲得する。
獲得したカードは色別に自分の前に並べていく。
ラウンド終わりに、プロモーションフェイズがある。
プロモーションしたい色の上に1金置くことで、一番上のカードの数字の得点を得ることが出来る。
最後に10金の収入を得て、同じことを5ラウンド繰り返す。
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ゲーム中は各色で一番最後に置かれたカードの数字が大切なのだが、最後は枚数が大事になってくる。
色ごとに一番枚数を多く持っているプレイヤーは、その色全てのカードの数字合計が点数になる。
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ルールを読んだ段階だと凡作かと思ったのだが遊んでみると、とても良い!
序盤から、プロモーション点を稼いでいくか、最後のマジョリティを狙っていくか。
プロモーションにお金が必要なので、お金を使い切りたくはないのだが、プロモーションを切ってでも競り落としたいときは使わざるを得ない!
強烈なジレンマと心理戦・・・そう!これこそが心理戦!
また、ゲーム毎に少しずつルール変更を加える視聴者カードが4枚出てきて、この変化の付け方もシンプルながら非常に効果的でゲームの印象を変えてくる。
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革新的なシステムはないし、下手したら20年前のゲームって言われても騙されそうな地味さだが、良い仕事をする頑固職人のようなゲーム。