イタリアのゲームデザイナー集団「アッキトッカ」の数少ない作品の一つ。
建物を建てて自分の領地を繁栄させるのだが、ゲーム中4回襲ってくる外敵は繁栄している領地を狙って襲う。
・
ところてん式競りをして建物カードを取るのだが、この競りが他のアクションと同時進行というところが面白い。
6つある競り対象の一つに駒を置くか、それまでに置いた駒を全て回収するか。
回収は一気に全駒を回収できるので、できるだけ同時に回収して手番を節約したい。
でも、引き伸ばしてると他のプレイヤーに押し出される危険性が高まる!
あと、手番での選択肢がもう1つあって、それが「収入」。
定期的に「収入」をやっていかないと回らないのだが、いつ競りを休んで収入するかが悩みどころとなる。
・
もう一つの特徴が、外敵からの攻撃。
山札が尽きる毎に外敵がプレイヤー達を襲う。
これに対抗するために軍事駒を握るのだが。
左右の手、どちらにも握る。
右手には皆の為の駒。左手には自分だけの為の駒。
皆の右手の駒と自分の左手の駒を合計した戦力で戦う。
もちろん、皆のために出すのにはメリットがあって、多く握っていると得点を貰える。
・
で、このゲームで一番の注目ポイントは、プレイヤーによって外敵の数が違うって部分。
最低得点のプレイヤーと自分の得点差によって襲ってくる敵の数が変わる。
あえて、得点を抑えて他プレイヤーに尋常じゃない数の敵を送り込むって戦略もありそうだ。
・
ルールが若干ヤヤコシイんだけど、全てのルールに意味があるので仕方なし!
同じ年に発売された「ドミニオン」の影に隠れてしまった可哀想なゲーム。