ポルトガルのコインブラを舞台にしたダイスプレイスメント。
デザイナーは「ロレンツォ」を作ったアッキトッカの二人。
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ラウンド開始時に13個振ったダイスから1個選んで置いていく。
この「ダイスを1個選んで置く」っていう行動が「購入するカード(アクション選択)」「カードの購入順」「カードの購入額」「収入の種類」を一気に決定する。
更に「購入するカード選択」が「アクション」「収入ステータス上昇&ステータスマジョリティ」「セットコレクション」を含んでいる。
ここら辺のゲームデザインの小慣れっぷりは流石だが、ちょっと小慣れ過ぎているのが鼻につく。
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1つの行動が様々な選択に繋がるので、どうしてもダウンタイムが長くなる。
特に気になったのは、カード選択のタイミング。
ダイス配置フェイズの後でカード選択を行うので、ダイス配置時に他プレイヤーがどのカードを狙っているかを考える必要がある。
これを面倒に感じるか、ニヤニヤ出来るかで評価が分かれそう。
追い出し競り方式にした方が他プレイヤーの狙いが明確になって考えやすくなりそうだが・・・このゲームの特徴を削ってしまうか・・・
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頭では理解できる面白さだが心に響かないというか、「ロレンツォ」の時に感じたような衝撃は無かった。