3層ロンデルの重量級ゲーム。
アルハンブラ宮殿の建設がテーマ。
「ビトク」デザイナーのエッセン新作。
ゲームボード中央に3層のロンデル。
各プレイヤーは、内側のロンデルに1つ、中央に1つ、外側に2つの駒を持っている。
手番では、いずれかの駒をロンデルしてアクションを実行する。
動かした駒は寝かして、ラウンド終了まで動かせない。
そうやって、4周すると全ての駒が寝るのでラウンド終了。
再び全ての駒を立てて使用可能にして、新たなラウンドを始める。
「ビトク」と一緒で、ルール量も情報量もかなり多いのだが、ロンデルの層毎にやれることがグルーピングされていたり、テキストカードはラウンド開始時にしか補充されなかったり、思考が迷子にならないように気が使われている。(とはいえ、最初は軽くパニックになる情報量だが・・・)
基本的に自分が得意なアクションを連打したくなるのだが、ロンデルだったり、4つの駒を順番に使わないとダメなルールが、それを簡単にやらせてくれない。
上手くやるとコンボで別のアクションに繋げられるので、それを使って得意なアクションに導くのが肝になるのかな。
リソースの所持上限が厳しめに設定されているので、コンボが連鎖しすぎないようになっているのも好印象。
インストに苦労したこともあって、1回遊んだ後には「面白いけど、もういいわ・・・」ってなったのだが、振り返ってみると、どのルールも良く考えられている気がして、リプレイ欲がグングン湧いてきている。
制限がきつく、何でもできるタイプのゲームじゃないので、窮屈に感じる人もいるかも。