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Board Game Memo Posts

ミスターX

評価:7/10

「スコットランドヤード」の進化版。

大きな違いはミスターXにゴール地点があること。

なので、ミスターXがポジティブに行動ができて良い。

さらに、ミスターXが定期的に姿を現すことがなくなった。

代わりに、今刑事がいる場所に以前ミスターXがいた場合は、教えないといけない。

これによって、刑事はミスターXを追うばかりじゃなく、過去にいたであろう場所に行って、可能性を潰していく必要がある。

他にも、刑事側にも特殊アクションが追加されていたり、

チケットが使いきりじゃなくて、補充する形式になっていたり、細々違う。

6人までプレイできるが、6人でプレイすると、一人二人はゲームに参加できてない感が漂う。

5人全員が意見言い出すとまとまらないしね・・・

ここらへんは、「スコットランドヤード」と同じ。

多くても4人ぐらいでプレイするのが、団結感が出て良いように感じた。

「スコットランドヤード」自体良くできたゲームだが、今風に洗練されている感じ。

だが、その分若干わかりにくくはなっているので、「スコットランドヤード」をやったことない人は「スコットランドヤード」からやったほうが良いよ。

難易度的には、「スコットランドヤード」だと、Mr.Xが相当不利だが、今作ではトントンぐらいかな・・・?

ハットトリック

評価:5/10

3色のメイフォロートリックテイキング。

「シュティッヒルン」ってゲームのカードを使ってプレイできるもう一つのルール。

メイフォローなので、基本的には何を出してもいいのだが1トリック中に出せるのは3色のうち2色だけ。

3色目を出すことはできない。

3色目を出さないといけない状態になったら、カードを伏せて出してマイナス2点を食らう。

ってことで、若干フォロー要素はある。

2色も出しちゃって誰がトリック取るんだってことになるが、各色で最大の人がその色のカードを全て取る。

で、全トリック終了後、各自1色のカードだけをプラスにできて他の色はマイナス。

大人数(6人)でプレイしたからかもしれないが、

他の人をおとしめるよりも、自分のプラスを高める方に思考が働くので、

シュティッヒルンに比べるとマイルドな展開になった。

他のプレイヤーと集める色が、かぶらなかったプレイヤーが勝つね。

6人だと手札運が強く感じたので、少なめでもやってみたい気がする。

カードシティ

評価:6/10

ケーキ切り分けシステムを使ったシムシティ。

最近、都市開発系ゲームにはゲンナリさせられることが多かったが、これはシンプルなルールで好印象。

「もっとホイップを」みたいなケーキ切り分けシステムを使ってカードを分配する。

独特なのは一部を伏せて提示できるって部分。

これによってブラフ要素が加わり、若干ガチ感やわらいでいる。

分配後、獲得したカードを自分の街に配置するのだが、その際の配置制限も面白い。

得点やお金を生み出すのは「住宅地」や「商業地」。

これらは同じ種類を沢山接続することで効果が増大するのだが、自分で同じ種類同士を隣接して置くことが禁止されている。

じゃあ、どうやって接続するのか。

住宅地は娯楽施設、商業地は住宅地を側に置くことで、ぐにょんと1枚分発展する。

このぐにょんを使って、接続を増やす。

ワンクッション置いた思考が必要になるので、最初はどう配置していけば良いかがわかりにくいが、やってるうちに徐々にわかってきて面白い。

分配システムも配置システムも少ないルールで見事に独自性を出している。

キックスターターのみの販売のようだが、埋れさせるにはもったいない作品。

イラストもクオリティ高いし。イイネ!

フェットナップ

評価:7/10

地雷を踏まないようにカウントアップ。

地雷数字を踏まないように10と30の間を行ったり来たり。

折り返すたびに増える地雷。

地雷の数字は追加時に一瞬みせてもらえるが、後は隠れちゃう。

記憶記憶。

記憶と運のバランスが絶妙。

2回連続プレイがオススメ。完全に混乱します。

ボードゲームに興味を持ち始めて半年ぐらいの人の受けが良い。

ちょっと知名度低いですが、お気に入りのゲーム。

こういう自分だけのお気に入りを見つけるために我々は生きている。

ボラボラ

評価:4/10

ワーカープレイスメントならぬダイスプレイスメント。

ラウンド最初にワーっとダイスを3つ振って、一個ずつアクションエリアに置いてアクションを実行する。

ダイスならではの配置制限がある。

そのエリアに置かれているダイスよりも小さい目のダイスしか置けない。

ってことは置きやすい小さい目が出たほうが良いのかと言うとそうでもなくて、ダイス目が大きい程、アクションの幅が広がるようになっている。

このシステムが売りっぽいが、主役を張るには役不足な印象。

他の部分も光るものが見られず、ただルール分量が多いだけに感じた。

同じフェルト&アレアの「ブルゴーニュ」と似たプレイ感。

どうも2時間超級のフェルトとは相性が悪い・・・

要素が多すぎるのと、展開が平坦なのにプレイ時間が長いから後半が無駄に感じちゃうのよね・・・

まぁ、ワタクシの集中力が足りないだけって話もありますが・・・

シラ

評価:4/10

紀元前ローマでの権力争い。

握りの競りや、3種類のお金を使った1周の競り、エリアマジョリティ等要素は結構ある。

ゲーム慣れしていないと、ルール把握に時間がかかる気がする。

さらに、ルール的に「ハテナ?」と思う箇所が多い。

例えば、飢饉の処理だが、全員が同じだけ得点をマイナスするのだ。

これって、何もしないと一緒じゃない?

自分だけ飢饉を-2するタイルもあるのだが、毎ラウンド+2点と意味的には一緒。

このタイルを序盤に取ると強いのだが、表記のおかげでその強さが伝わりにくかったりする。

あと、握りの競りも負けると痛いのだが、5回しかないのでリカバリーが難しい。

イスタリにしては、ちょっとお粗末な印象を受けた。

ローマ七丘(古代ローマの新しいゲーム)

評価:7/10

バトルライン風二人用ゲーム。

1から7の得点カードを取り合う。

手札は1~9のカード。

1枚ずつ交互に場に出していく。

双方にカードが置かれていない場では、カードは伏せ札のままで何を出したかわからない。

双方にカードが置かれた瞬間に、その場のカードは全てオープンになりその後も全てオープン。

最終的に、カードの数値を合計して多い方が得点カードを獲得する。

基本的にはこれだけなのだが、1つのルールがこのゲームを悩ましくしている。

「前手番に相手が置いた場所にはカードを置けない」

これによって同じ場所に出し続ける限り、相手はその場所に増員できなくなるので、小さい数字の連続でも一気に逆転ができる。

こんな方法で小さい数字のカードにも意味を持たせるとは・・・

なんとなく、大きい数字を残したくなるが、小さい数字残した方が微調整が効いて強い印象。

クニっちゃん!キレッキレじゃない!感心しちゃう。

アマゾンの生き物

評価:4/10

コロレットのスピンアウト(?)的なゲーム。だが、内容的には、まったく別物。

手札から1枚、自分の場に出す。そして手札1枚補充。

コロレットみたいに、多くの種類出すとマイナスってことはなくて純粋に全部プラスになる。

自分の場にプレイする以外に、他プレイヤーの場にプレイすることができるっていうのが特徴。

同じ人の場に同じ動物が2枚になると、2枚とも捨て札になる。

なので、他プレイヤーの場にプレイするといっても助けるわけじゃなくて、邪魔することがほとんど。

プレイした感じだと、かなり引き運が強い。

手札枚数が3枚と少ないからね・・・

同じ色のカードをひけるかどうかの勝負。

これを「コロレット」と思って買ってしまったら悲惨だ・・・

お父さん気をつけて!

オーレ

評価:7/10

ちょっと変わったゴーアウト系ゲーム。

2軸の強さがある。色の強さと数字の強さ。

どちらかの強さが上回ればカードは出せるので、上回らなかった方は弱くすることができる。

この2軸がウネウネと交差する感じが新鮮で楽しい。

あと、色と数字どちらも強いカードを出した場合、連続して手番を行う。

手札を無くすのが目的なので、手番を多く出来るのは嬉しいのだが、出せるカードがなくパスをした場合は失点となるのであまり生き急ぐと大変な目にあう。

そこそこ手札運はある

色と数字のどちらも弱いカードが手札にあると純粋に不利だからね。

8人までプレイ可能だが、少人数だとイカつく、人数増えるほどパーティー化しそう。

あと、1ディール毎に色の強さが逆転する。

そのルール自体よりも注目すべきは、そのルールをカバーするカードデザイン。

普通のゲームなら、場に色の強さを表すカードを置いたりするだろう。

このゲームは、各カードの角、数字と共に色の強さが描かれている。

カードを選ぶ時には、もちろん自分の手札を見る。視点移動の必要が無くなるのだ。

強さが逆転したら、カードの上下をクルッと回転させれば良い。色の強さ表示も逆転する。

なんて、理にかなってスマートなデザインだろう。天才!

シンプルなルールながら、新鮮なプレイ感。

是非リメイクしてほしい一品だ。

80日間世界一周

評価:5/10

できるだけ時間を使わずに世界一周。

ゲームのターン数が時間経過を表すのではなく、各プレイヤー毎に時間を持っている。

この設定は独特で面白いのだが、実は時間経過を出費と置き換えてもシステム的には別段変わらないのでプレイ感に大きな変化はない。

ただ、「あー、ロンドンで2日寝てすごしたー!」「12日かけて歩くしかないか・・・」とか、ゲーム世界に浸る為に大事な設定。

ダイス運とカードめくり運に大きな影響は受けるのでゲーマー向きではないが、ゆるく世界一周する感じは楽しい。