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Board Game Memo Posts

アブルクセン

評価:7/10

クラマー&キースリングの新作カードゲーム。

なんとなくトランプの大富豪に近い感覚のラミー系?ゴーアウト系?ゲーム。

だが、手札補充がある。

そして、手札補充が変わっている。

手番では手札から同じ数字のカードを1枚以上プレイする。

で、自分の前に置く。

それまでにカードを出していた場合は、手番ごとに出したカードがわかるように分けて置いていく。

で、カードプレイは自分の手札消費と同時に他プレイヤーへの攻撃になっている。

各プレイヤーが出した直前のセットと同じ枚数でより大きい数字をプレイした場合、相手のカードセットを奪って手札にすることができる。

ゲーム終了時に手札はマイナスになるので、手札は増やしたくないのだが序盤中盤であれば、手札調整の為に奪うことには意味がある。

奪われた側は、奪われた枚数分手札補充を行う。

補充の仕方は場に並べられた6枚のカードから取っていくか、山札から1枚引くか。

チケライ方式なので、狙って手札調整ができる。

わざと、攻撃を受けることもままある。

誰かが手札を0枚にするか、場札が尽きたら終わり。

自分の前に出したカードが1枚プラス1点。

手札に残ったカードが1枚マイナス1点。

シンプルなルールでありながら、新鮮なプレイ感。

こういう新鮮味のあるゲームと出会うと、まだこんなひねり方があったかと驚かされる。

やるな!名コンビ!

レミング

評価:6/10

レミングの崖からの飛び込みがテーマのレースゲーム。

地形カードをプレイして自分のレミング2匹をゴールさせる。

地形は、「岩」「泥」「湖」「砂漠」「森」の5種類と「平地」。

平地はどの地形カードでも移動できるが、他の地形は対応する地形カードでしか移動できない。

また、地形カードをプレイすることで、それまでに出されている同じ地形カードの数字の合計が移動数になるので、どんどんバブリーになる。

が、大きな数字の地形カードがプレイされることで、そのバブルも終わる。

この移動バブルに乗れるか乗れないが、勝負を大きく左右する。

あと、バブルを切ったプレイヤーは、移動数が減る代わりにマップ上の地形変化を起こすことができる。

この地形変化は、自分の移動の補助にも使えるし、他プレイヤーへの邪魔としても使える。

少ないルールで新鮮味のあるプレイ感はブリーズデールらしい。

そして、ちょこちょこ見え隠れする大味感もブリーズデールらしい。

地味な見た目のヘックスボードから良いイメージがなかったが、遊んでみると楽しい。

やっぱり僕はブリーズデールと相性が良いみたいだ。

カプチーノ

評価:6/10

スタック版「オイ、俺の魚だぜ」

初期配置以外に運要素のないガチンコアブストラクト。

ルールは非常にシンプル。

手番では、自分のカップが一番上になっているスタックを隣のスタックに被せるだけ。

この時、移動先のスタックが移動させるスタックの高さ以下でないとイケナイ。

「以下」なので、同数でもOK。

重ねることでしか移動できないので、どんどん穴が出来てきて、いくつかの島になることになる。

誰も移動できなくなった時点で、自分のカップが一番上になっているスタックのカップ数を合計して、一番多いプレイヤーの勝利。

上級ルールでは、初期配置から手番順で行うので、運要素はゼロになる。

可愛らしいコンポーネントなので、見た目の引きは強いね。

あと、多分だけど、あなたがイメージしている倍はデカイよ。カップのサイズ。

ニムト 20周年版

評価:8/10

ニムトの20周年版。

小数点カードって言う追加要素があるよ。

あと、カード裏面の牛マークが金色ゴージャス。

小数点カードは0.0~0.9の10枚のカード。

これらのカードを各プレイヤーに1枚ずつ追加で配る。

普通の10枚と合わせて11枚になる。

で、小数点カードは他のカードとちょっとルールが違う。

基本的に最初に置けるのだが、小さい数字だからどれかの列を全て取るんじゃなくていずれかの列の最後尾に置く。

0.1のカードだったら、最後尾の数字+0.1になる。

差し込み用、もしくは回避用のカード。

コロレット10周年用同様、完全にあってもなくてもどっちでも良い拡張。

他にもいくつかのバリアントルールが載っている。

読む限りはこれまた蛇足的バリアントだが、試してみても良さそう。

もちろん、小数点カードを抜けば、普通のニムトとしても遊べる。

「ニムト」を持っていない人はこれを機会に買ってみても良いかもね。

おばけキャッチ

評価:6/10

反射神経ゲーム。

「赤い椅子」「緑のビン」「青い本」「灰色のネズミ」「白いオバケ」

これら5つの駒の内からカードで示されたものを早い者勝ちで取る。

だが、指定の仕方にちょっとした工夫があって面白い。

基本は、指定カードに描かれている駒を取れば良いのだが、中には変則的な指定があり、それが頭を混乱させてくる。

更に上級ルール。

「本」が描かれていたら、駒を取るんじゃなくて駒の名称を「言う」。

もう、てんやわんやです。

最近、これでも飽き足らず「おばけキャッチ名人技」なるバージョンも出ている。

怖すぎて手を出せずにいるが、そのうちコッソリやってみよう。

プレムプレム

評価:5/10

バカパーティーゲーム。

クラマー最大の問題作。

まず、ゲームの開始時に自分のニックネームを決める。

ゲーム中、本名を行ってしまうとペナルティ。

既にバカ。

で、みんなで色んなレクリエーション的なゲームに挑む。

早口言葉だったり、楽器演奏ジェスチャーだったり、コマの早取りだったり。

キャッキャキャッキャと楽しみましょう。

同じ系列のゲームだと「ガッチャ」があるが、「ガッチャ」の方が色々絞られているし、洗練されている。

まぁ、バカゲーに洗練も何もないが・・・

パラディシオ

評価:6/10

究極にシンプルなタイル配置。

二人用。

各自に8枚ずつタイルを配る。

順番に1個ずつタイルを配置していって、先に配置できなくなった方の負け。

あと、タイルは4×4に収まるように置かないとダメ。

ぱっと見、陸か海かの2パターンしかないように見えるが、実は半分陸で半分海ってパターンがあるので、計4パターン。

道・草原・城の3パターンしかない「カルカソンヌ」よりも複雑なのだ。

1プレイ5分ぐらい。

何かの合間にササッとプレイするのに最適。

ボスキート

評価:6/10

バナナを使ってゴリラを競り合う。

公開競りなので、他の出方を見ながら腹の探り合い。シャハト。

基本的に手番では1枚バナナカードを出すか1枚バナナカードを引くか。

各色で出したバナナカードの数を比べて、一番枚数を出したプレイヤーしかゴリラカードは貰えない。

他のプレイヤーの出方を見ながらけん制しあう。

意地を張り合うと、どちらかがヒドイ目に合うが、肝心な所では意地を張らなければいけない。

ゴリラカードは1~9で、1は1枚、9は9枚ある。

搾取的に、各数字で最多枚数のプレイヤーはその数字の得点を貰える。他のプレイヤーは1枚1点。

少し救いがあるのは、最多がタイの場合は、どちらも数字の得点がもらえる。

この仲良し得点がゲームのカギか。

他にも、微調整が効くバナナチップだったり、次ラウンドのカードが見えていたりと、しっかり味付けされている。

あと、カードサイズが無駄にデカイのが良い。ゴリラだもんね!

ゲシュンク

評価:7/10

我慢といやがらせ。

取りたくない物を競るっていう変わった競り。

コインを1枚ずつ出していくジリジリ感が、苦しさを演出してるね。

大半はゲーム最初に抜いたカードで勝負が決まるのだが、手軽に苦しさと厭らしさを体感できるとても良いゲーム。

ルイス&クラーク探検隊

評価:7/10

アメリカ大陸を横断した探検隊をテーマにしたレースゲーム。

レースゲームと言っても、スピード感は皆無。

1ルートしかないので移動距離を表しているトラックとして捉えることもできる。

システムは、デッキ構築風カードマネジメントとリソースマネジメント。

あと、ちょろっとワーカープレイスメント。

最初はみんな同じカード構成で始まるのだが、徐々にカードを買い足したり捨てたりしながら、ベストなメンバーを揃えていく。

ルール量は多いし、カードもそれぞれに異なる効果。

ごちゃごちゃし過ぎだよ!ってなりそうだが、意外とスッキリ頭に入る。

各リソースの使用目的がハッキリ分類されているし、カード効果も全てアイコン化されているほどシンプル。

ただ、レースゲームでありながら他プレイヤーとの絡みは薄く、ソロプレイ感は強い。

自分だけで効率の良いプランニングをする感じ。

ここらへんは良くも悪くも今風だね。

苦しさが少なくポジティブなゲーム。

重量級ゲームだけど、何気にプレイヤーの間口は広いんじゃないかな。テーマも良いし。