Skip to content →

タグ: boardgame

破滅の13

評価:5/10

分配+バーストゲーム。

手番プレイヤーが、プレイ人数分のカードを表を見ないまま取って、1枚ずつめくって各プレイヤーに1枚ずつ渡す。

良いカードは自分に配りたいのだが、後でもっと良いカードが出てくるかもしれないってので悩む。

あと、悪いカードも取り過ぎなければ得点になるのである程度は取っておきたい。

獲得した得点は伏せているので、誰が勝っているかをしっかり覚えていないと変な分配をしてしまう。

ゲーマーって程じゃないけど初心者でもないって人向けのゲームかな?

そういうメンバーだけで、キャッキャとプレイしたいゲームだ。

でっかい馬鈴薯

評価:4/10

1990年ごろの農場経営ゲーム。

芋を育てて、売ってお金を儲ける。

芋には3種類あって、需要よりも多く売られると価格がさがり、需要よりも少ないと価格があがる。

このゲームの特徴は

・芋の売り買いを全員が同時に紙に書いて決定する。

・ただ、お金を儲ければ良いだけじゃなくて、環境のことも考えないといけない。(農薬や肥料ばかり使ってられない)

「原始スープ」と同じ作者らしく、それっぽいシミュレーションは見事。

ただ、「原始スープ」の比にならないほど処理が煩雑。

終始、サマリシートと、にらめっこしながらプレイすることになる。

この煩雑さが、僕には大きなマイナス。

同時プロットとか、個人ボードとか、借金が当たり前の金銭感覚とか、時代を先取りしている要素は多くて中々興味深い作品。

ボトルインプ

評価:7/10

ちょっと変わったトリックテイキング。

トリックテイクというと、テーマを疎かにしがちだが、このゲームは違う。

壷の悪魔にそそのかされて欲をかいていると、最終的には破滅する。

だからって、安全に安全に暮らしていると、大金は稼げない。

壷を取ることでトリックを取って得点を稼ぐことができるのだが、最終的に壷を持っているプレイヤーは、そのラウンドの得点が0になることに加えて、失点も受ける。

この一人だけ失点って言うルールが良い。

失点食らった人を見て、自分がそうならなかったことに安堵する。

ルール聞いた段階ではわけわからんけど、2、3ディールぐらい遊べば、大枠はわかると同時に、面白さもわかる。

トリックテイキングはイマイチ好きじゃないけど、これは好き。

ストリームス(海外版)

評価:6/10

Moonster Games製のストリームス。

コンポーネントが、カードからタイルになっている。

このタイルを袋から引いていくのだが、タイルにはガッチリ凹凸がある上に袋がスケスケなので、イカサマし易い。

まぁ、そこまで必死になる人もいないでしょうが・・・

あと、ルール上の変更点として得点分布が変わっている。

日本語版では所々点数が低くなっているが、これが「上級ルール」となっている。

得点が素直に大きくなっているのが「標準ルール」。

「標準ルール」でもプレイしてみたが、特に違いはない。

逆に、途中で繋がっている数を数える必要がなく、まどろっこしくないのが良かった。

八八

評価:5/10

花札を使った博打ゲーム。

ルールは「花合わせ」と同じなので流れは簡単なのだが、やたらと細かいルールが多い。

しかも、「絶場」やら「みずてん」やら専門用語満載。

最初はなんのことやらさっぱりだ。

博打ゲームとしては、かなり危険なバランスになっている。

役の出来安さのわりに、支払い額がでかすぎるのだ。

最初の手持ちが5貫なのに対して、一番安い出来役の支払い額が7貫なのだ・・・

一瞬で破産者がでる。

破産者がでると終わりかというと、そう甘くない。

借金ができる。というか、借金させられる。

借金の為の用具も揃っていて、お菓子の絵が描かれた札。「貸し」と「菓子」の駄洒落らしい・・・

ホントの賭場では洒落にならない光景が繰り広げられていたのだろう・・・

こわいこわい

パリス

評価:5/10

パリにお店を建てて、バスツアーを迎え入れる。

手順としては、プレイヤー人数+1枚の選択肢の中から順番に選択してお店を建設していくだけ。

最後に残る1枚によってバスツアーが起こる。

1回1回悩まされるのだが、目先の決算よりも、自分の店を集中させる方が大事な気がした。

はるか昔にプレイした時は印象が薄すぎて全く記憶になかったが、今回は少し興味のひっかかりがあった。

なんだかモヤモヤするので、もう一回ぐらいプレイしてみたい。

酔いどれ猫のブルース

評価:8/10

長らく入手困難なレアゲームだったが、この度、待望の日本語化。

早速購入。

1~5のカードとジョーカーという6種類のカードのみしか使わない。

競り+セットコレクションなのだが、カードを競り落とす為に使うのも同じカードと言うところが特徴。

初回プレイでは、いきなり終わることにびっくりする。

だが、このプレイ時間の短さがこのゲームの魅力。

ゲーム開始時からいきなりクライマックス!

昔のゲームなのに、最近のゲームの流行に沿ってるんじゃないかな。

逆を言えば、最初の手札運は結構高いってことだが、個人的には許せる範囲かな・・・

軽くも悩ましいビットは新鮮で、誰でも楽しめるキャッチーさもある。

日本語版のカード品質は良好でローカライズも丁寧。

ナイス仕事ですよ。ニューゲームズオーダーさん!

オススメの一品。

アクワイア

評価;8/10

傑作。これが、1960年代に作られたとは・・・

恐るべし、シド・サクソン。

初見での勝ち筋の見えにくさや、テーマ、経験差のでやすさ等、敷居は高いゲームだが、数回プレイしたらグッと深みが見えてくる。

まぁ、僕もまだ浅瀬でキャッキャキャッキャやってるレベルですが・・・

上級者の中に入ったら、簡単に溺れ死にます。

どんなゲームでもそうだが、このゲームは特に同じレベルの人同士でプレイするのをオススメします。

郵便馬車

評価:7/10

ドイツの郵便網を作る。

1ターンに最低1枚カードをプレイしつづけなければいけないというルールが面白い。

なので、次のターンに出そうと思うカードぐらいは確保しておかなければならない。

このちょっとした計画性は、ゲームしてる気分になれて心地良いね。

だが、ある程度やっているとカードの組み合わせにある程度のセオリーがあるような気がする。

各都市のカードは3枚ずつあるっていうのを最初に説明しておくと、ゲーマーはカウンティングしたりして面白がれて良い。

ロックバンドマネージャー

評価:5/10

ロックバンド結成から、メジャーデビューまでをプロデュース。

作者は「セブンワンダー」のボザ。

第1ラウンドは、バンドメンバーをお金を使って競る。

第2、3ラウンドはメンバーを使って、得点カードを競る。

2段階の競りと言うと「フォーセール」っぽいが、より難しい印象。

原因は公開情報の多さ。

初期手札(お金札)は全員一緒だし、手に入れたカードはオープン。

しかも、競りで負けるとそのターンは何も手に入れられないという厳しさ。

なので、ビット時には悩む悩む・・・

個人的には、もうちょっと隠してほしい。

そんな感じで色々考えてプレイするわりに、

競り対象のランダム具合や、特殊カードの派手さ等、粗は目立つ。

テーマ性は高いので、

ロックバンドを育てるっていうテーマにピンときたら買っても良いかも知れない。