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タグ: boardgame

裏切りの工作員

評価:5/10

2陣営に分かれて、情報の取り合い。

ここに第3勢力が加わる。

「シャドウハンター」風の正体隠匿。

カードを見るとみっちり文字が書いてあって「うへぇ」となるが、種類は6,7種類なのでしっかりインストを聞いておけば、混乱することはない。

このカードを使いながら、お互いの正体を探り合い、仲間に自分の色のカードを送り、敵には黒いダメダメカードを送ることを目指す。

「人狼」のように話し合いで推理というよりは、もっと直接的にカード効果で正体を知ることができる。

で、そのカードを使った人の動きからそれぞれの正体を推理する感じ。

ここに、プレイヤー毎の特殊能力や勝利条件がプラス!

これを全員分把握するのは至難の業。相当やりこまないと難しいね。

「シャドウハンター」と同じ路線にあるので、「シャドウハンター」好きは是非プレイしてちょーだい。

コンチネンタル エクスプレス

評価:5/10

車両カードを集めて、目的カードに示されたセットコレクションで得点を得る。

「チケット トゥ ライド」をギュッと凝縮したような短時間ゲーム。

プレイ時間は20分ぐらい。

軽くプレイするには良いのだが、ちょっと目的カードのめくり運がでか過ぎる気がするかな・・・

きっと、このメーカーは、そんなヤヤコシイこと言う人は対象外。

「中世の建築士たち」と同じメーカー。

相変わらずアートワークは素晴らしい。

アクションポイント制の「中世の建築士たち」よりもテンポが良く軽いプレイ感。

初心者にも出しやすいゲーム。

プリモ

評価:3/10

クラマーが作ったソリティア。

ルールを読んだ時点で、ヤバさムンムンだったけど、期待通りのヤバさ。

複数人でソリティアをするだけ。

何か加えないとと思って慌てて付けたであろう特殊カードも、荒さを際立たせているだけ・・・

同じソリティアなら「SOSタイタニック」の方が数段上だね。

もう、やっつけ感しか感じられないよ!

クラマーには一人で作品を作る力は残っていないのか・・・

ただ、「プリモ」のカードを使えば、クラマー&キースリングの「AbluXXen」を遊べる。

そう考えると、少しは心が落ち着く。

ダビデとゴリアテ

評価:6/10

最弱と最強が勝つトリックテイキング。

カード構成は5スート1~12。(4人プレイ時)

マストフォロー。切り札なし。

変わっているのは、トリックの取り方。

色関係なく数字が一番小さいプレイヤーが一番大きい数字の札を取る。

その後、色関係なく一番大きい数字を出したプレイヤーが残った札を取る。

取ったカードは色別にわけて自分の前に置いておく。

全部見えるように置くので、カウンティングの必要がない。

有り難い話だ。

で、得点計算がこのゲームのキモ。

各色で得点計算を行うのだが、2枚以下の場合、それらのカードの数字の合計が得点。

3枚以上取っちゃった場合は、1枚1点。一気に得点が下がる。

2枚ずつデカめの札を取るのが理想なのだが、そう簡単にはいかない。

取ったトリックが全公開なので、結構悩んじゃうけど、逆に言うと初心者でも悩むことができる。

トリックテイキングの導入に良いゲームなのかもしれない。

カーリーの眼

評価:6/10

ネドゥーサ風のインドの神「カーリー」から宝石を盗む。

ランドルフ作の古めのバーストゲーム。

カードめくりで神殿の奥へ進んでいく。

奥へ進むほど、たくさんの宝石が手に入る。

欲張りすぎてバーストカードをめくってしまうと、何ももらえない上に持っている宝石の4分の1を失うことに。

だが、めくるのをやめて引き返すと言って素直に引き返せるほどランドルフは甘くない。

左隣のプレイヤーから順番に「後を引き継ぐ」かどうかを聞いていく。

誰かが「引き継ぐ」と言った場合は、手番プレイヤーに引き継ぎ料を支払ってさらに奥へ進むことに挑戦できる。

この引継ぎが起こると、手番順がスキップされるので、時には確率的にきびしくても勝負しないとゲームに参加できない。

あと、山札のどこかにカーリーの眼が開くカードが紛れていて、これがめくられると、ゲームはさらに激しいものに!

罰則も報酬も倍に!

これによって、逆転を狙える状況に!強引だが、バーストゲームなので良し!

2枚目のカーリーの眼がめくられると、そこでゲームが終わる。

2枚目のカーリーの眼をめくったプレイヤーは強制脱落。

ダントツトップでも油断できない。

時代を感じさせないバーストゲーム。

今でも十分通用する面白さ。

クウィックス カードゲーム

評価:5/10

年間ゲーム大賞ノミネートの「クウィックス」のカード版。

箱を開けたら「クウィックス」と全く同じ得点シートが入っていたので

「まさか、ダイスがカードになっただけ!?」

と思ったのが、そこまでアサハカではない。

山札からランダムで現れる全員が使える数字(白ダイス)と手番プレイヤーが手札から出す手番プレイヤー専用の数字(色ダイス)。

手札から同じ色なら複数枚プレイ出来てその中から好きな数字全部にチェックを付けて良い。

同じ色を手元に揃えて一気にチェックを狙える。

あと、カードは裏面からも数字はわかるようになっていて、カードドロー時にある程度狙った数字を引くことができる。

ダイス版より戦略性は増しているが、その分スピード感は薄れている。

もともとダイスゲームは好きじゃないので、個人的にはカード版の方が良いが、広く受け入れられるのは間違いなくダイス版。

ゲーマー向け「クウィックス」って感じかな。

ノルダーヴィント

評価:5/10

トイバーの久々のカタンじゃない新作。

海賊を退治したり、都市に資源を届けたり。

手番では、3航路の中から1つを選ぶ。

航路ってのは要はタイルの山で、ここからカードを1枚ずつめくっていく。

1枚めくる毎にそのアクションを行うか行わないかを決める。

1手番には2アクションまでしかできないので、ほんとにやりたいアクションまで待つか、妥協してソコソコのアクションで我慢するか。

航路の山は手番ごとに全シャッフルするのだが、どの航路にどのアクションが眠っているか記憶することは大事。

序盤は中々楽しいのだが、船の装備が揃ってくる中盤以降はやりたいことが固まってきて揺らぎがなく平坦な展開になる。

各航路で、契約の特徴が付けられていて、最初はわかりやすいと思ったのだが、これが逆に平坦さを生み出しているとも言える。

巨匠復活ならず・・・残念!

ヤミー

評価:5/10

コロヴィーニが作った、コロヴィーニらしからぬ激軽カードゲーム。

手札3枚で、そこから1~3枚のカードを場に出すだけ。

カードの数字ごとに分けて置いていき、そのカードの数字と同じ枚数溜まったら、最後のカードを出したプレイヤーが総取り。

手軽にプレイ出来て良いのだが、流石にひねりが無さすぎるか・・・

あと、どうも日本語ルールと英語ルールで違いがあるみたいね。

日本語ルールだと、山札は共通。

英語ルールだと、個人山札で誰かの山札と手札が尽きたらゲーム終わりみたい。

まぁ、大した違いはないか・・・

英語ルールで、残った自分の山札と手札はn枚で-1点とかにした方が、ジレンマを生みだすかもね。

ナマケモノ

評価:5/10

ドーン流タイル取り。

6種類の動物がいるのだが、それぞれに対応したカードを1枚ずつ計6枚持っている。

これをシャッフルして個人山札にして、そこから3枚を手札に。

手番ではそこから1枚をプレイして、場に並べられたタイルのうち外周にあるタイルを獲得。もちろん、カードと同じ動物ね。

で、獲得したタイルに隣接しているカードも1枚選んで獲得。これはカードの動物と対応してなくて良い。

これを6×2の12手番ずつやってゲームは終わる。

タイルは24枚取ることになるね。(終盤取れなくなるので実際はもうちょい少ないが・・・)

各タイルを規定数集めると得点になる。

余ったタイルは無価値なので、きっちりピッタリ集めたい。

タイルが外側から徐々に削られていくのだが、これがドーン歩きを彷彿させる。

下手に踏み込むと次のプレイヤーに楽をさせちゃうので、良いタイルの周辺ぎりぎりで停滞する。

この停滞が起こりやすいように、1枚目としては取れない「鳥」タイルを混ぜているあたりにドーンの手腕を感じるね。

これと言って、特筆すべき部分はないのだが、無難に上手くまとまっている。

ドーン好きで軽めをご所望ならオススメかな。

ビックディール(シュミット)

評価:5/10

色んな資産を奪い奪われ。

より多くの資産の獲得を目指す。

アミーゴの同名「ビックディール」とは無関係。

だが、雰囲気は似ている。

手番では、自分の前に2枚1組のセットを出すか、他のプレイヤーの前のセットを奪うか。

奪うには、同じ種類のカードを出すことで行う。それを防御するには同じ種類のカードを出す。

どちらかが出せなくなるまでカードの出し合いになる。

勝った方が、その勝負で使われたカードをセットに加えて自分の前に置くことができる。

そうやって争いが起こったセットはどんどん枚数が増え、額がでかくなっていく。

これだけだと、かなりの運ゲーになるのだが、ここに「攻撃できる相手は自分よりも多くセットを出しているプレイヤーに限る」ってルールを加えることで若干の戦略性を加えている。

だが、ジョーカーカードの価値が高すぎることで、また運ゲー寄りに。

正直、何度もプレイするゲームではない感じだが、1回プレイする分には中々楽しい。

ゲームの中とは言え、金持ち体験は楽しいものだ。