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タグ: boardgame

ラ イスラ

評価:5/10

無人島で様々な動物を捕獲する。

フェルトの中量級。エッセン新作。

ラウンドの最初に3枚のカードが配られて、これを「特殊効果」「資源補充」「動物の価値アップ」にそれぞれ1枚ずつ割り当てる。

そして、資源を使って自分のコマを盤面に置く。

自分のコマでエリアを囲むと、そのエリアの動物を獲得できる。

おそらく特殊効果のコンボゲーム。

盤面で絡みが有りそうに見えるが、そんな絡みは些細なもので、自分のやりたいことをバシバシやっていけば良い。

ってことで、ソロプレイ感は強い。

同時処理と選択肢の少なさのよって、ものすごいスピード感を生み出している。

サクサク進めれば30分で終わる。

このスピード感がこのゲームの魅力。

でも、手なりでプレイするしかないので、ゲーム的な深みは無さそう・・・

ヴェネツィア2099

評価:6/10

2099年のヴェネツィア。

次々沈む町からお宝を探し出す。

コロヴィーニのエッセン新作。

盤面には6色2~8とXのタイルが並ぶ。

そして、それらのタイルと対応したカードを手札として何枚か配る。

手番では、まず移動。

3つの自分のコマのうち1つを縦横斜めに一直線に移動できる。

既に沈んだマスには入れないし、他のコマを通り抜けれられない。

次に宝の購入。

自分のコマのうち1つを選び、そのマスにお金を置いてマスの色と対応した宝を獲得する。

既にお金が置かれているマスだと、置かれているお金+1が購入コストになる。

次にカードプレイ。

と言っても、自由度はそれほどなくて、手札の中で一番数字の小さいカードを出す。

対応するタイルが裏返って沈む。

沈んだ場所にいたコマは、もちろん一緒に沈む。

これを順番にやっていくだけ。

最終的に

・生き残ったコマのマスの数字合計

・宝

・使わなかったお金

を合計して得点を競う。

宝は、同じ色のマスが沈めば沈むほど価値が高まる。

自分の手札や、他プレイヤーの動きから価値の高まりそうな宝の目星を付けつつ、沈まないように上手く駒を動かしていく。

最後の宝の価値の差が激しすぎる気がしなくはないが、コロヴィーニらしさを残しつつも、かなり遊びやすくまとまっている。

5人だと、ちょっとコントロールが効かないので、4人以下が良さそう。

フレッシュフィッシュ(新版)

評価:7/10

ルール運用の難解さで有名な「フレッシュフィッシュ」が判りやすくリメイク。

旧版は工場と各店舗や空き地が道路で繋がらないって事態が起こりそうになったら道路が勝手に敷かれる。

この判断が非常に難しい。

慣れたら出来るんだろうけど、少なくとも初回プレイでは無理だ。

そこを新板では非常にシンプルなルールに変更している。

各マスは3マスやら4マスのグループになっていて、そのグループ内に物が配置できるマス数が決っている。

たとえば、3マスのうち1マスしか物を置けないグループに物が1つ置かれた瞬間に他の2マスは自動的に道路になる。

非常にシンプルでスマート。

でも、このルールだと工場と店舗が絶対に繋がらないって事態が起こっちゃう。

そんな事態になると盤外に移動コストの高い道路が置かれる。問題なし!

非常に良いリメイク。

道路が勝手にできるっていう、独特な持ち味も損なわれてない。

「いや!旧版のが良いんだ!」って人用にクラシックルールもついてるしね。

「電力会社」の時もそうだったけど、フリーゼさんはリメイク上手!

ただ、旧版だと店舗が「魚」「ガソリンスタンド」「原子力発電所」「ボードゲーム屋」っていう尖ったセレクトだったのに対して、

新板の「魚」「サイダー」「チーズ」「アイスキャンディー」っていう甘ったれぶりは、ちょっと残念。

エル ガウチョ

評価:6/10

ダイスを使って牛を「ケルト」風に集めていく。

エッセン新作。

ラウンド最初に沢山のダイスをジャラーっと振る。

順番に2つずつダイスを取って、アクションを行っていく。

アクションは大きく2つに分かれていて、牧草地にいる牛を捕まえるか、特殊アクションの予約を行う。

牛タイルは「ケルト」みたいに色別で昇順か降順に並べないといけない。

並べられない場合、売却になる。

売却額は、(牛タイルの最高値 × タイルの枚数)。

大きいタイルを含む長い列を作りたいが、特殊アクションの中には泥棒アクションもあるので、溜めすぎると危険。

牛の捕まえ方も凝っている。

牛タイルに描かれた大きい数字ちょうどのダイスを支払って「本確保」。

もしくは、牛タイルに描かれた小さい数字ちょうどのダイスを支払って「仮確保」。

ラウンドの最後に、列の全ての牛タイルが本確保か仮確保されていたら、本確保された牛がプレイヤーの元に。

ちゃんと考えないと、ほしい牛がなかなか手元に来なかったり、まだいらない牛が急に手元に来たりする。

見た目以上に考えどころがあって面白い。

ダイスロールによる盛り上がりもあるしね。

泥棒っていう攻撃アクションがあるけど、攻撃された側にも補償があるのでそこまでドロつかないのも良い。(でも、泥棒はキーアクションっぽい)

昇順で並べるか降順で並べるかで戦略が変わるのも良い。

プレイ時間も1時間ぐらいで、対象も広い。まさに中量級。丁度良い!!

6の牛タイルのイラストは「ニムト」へのオマージュかな?

(追記)

数ゲーム遊んでみて、意外とシビアなゲームと言う印象に変わった。

少なくとも、万人向けではなさそうなので評価6へ降格。

アクアスフィア

評価:5/10

フェルトのエッセン新作。

フェアプレイスカウトアクション1位。

基本となるシステム + 様々な得点要素っていういつものフェルトフレームワーク。

「アクアスフィア」の基本システムはアクション実行の前に予約が必要ってルール。

予約にも手番を使うので、できるだけ色々予約しておきたいのだが予約数が2個までって言う少なさ。

実行と予約の順番をよく考えないといけない。

あとはいつもの膨大な要素群。

各要素の繋がりもあるのだが、ちょいと直接的過ぎるしスマートさに欠ける。

総じて、いつもの長時間フェルト。

フェルト好きは十分満足できそうだけど、個人的には(またか・・・)って感じ・・・

決してつまらなくはないんだけどね・・・

プレイ中は、楽しい気持ちとメンドクサイ気持ちがせめぎ合って、最終的にメンドクサイの勝ち!!

う~ん、これが1位ですか・・・そうですか・・・

さらばフェアプレイ!

7ステップス

評価:4/10

キースリングとシュタウペが作ったアブストラクト(風)ゲーム。

なんだなんだ!?この二人が共作!?ってことで飛びついた。

7色が7マスずつの盤面に手元の1~7枚のディスクを置いていく。

最初の1枚は空マスに置いて2枚目以降は一筆書きの要領で置いていく。

この時、マスとディスクは同じ色じゃないといけない。

さらに、直前と同じ階層か一つ上の階層にしか置けない。つまり、下の階層には行けない。

で、手番の最後に得点計算。

今置いたディスクそれぞれの階層の合計が得点となる。

終盤に向けて階層が高くなり取れる得点が高くなっていき、逆転が可能になっている。

あと、手番で7点以下しか獲得できなかったら、特殊タイルを獲得できて弱者救済になっている。

特殊効果は選択肢を増やすので、あえて低得点に抑えて特殊タイルを取るって戦略もありえそう。

一見アブストラクトなのだが、袋からディスク補充のランダムが強すぎる。

しかも、4人プレイだと1周する間に盤面が変わり過ぎるので、その場その場でのベストを考えるしかない。

キースリングらしさもシュタウペらしさも全然出てないね・・・

見た目は良いのに、残念だ・・・

あと、運高めのA面と運低めのB面があるのだが、A面はあまりに選択肢が少なすぎるので、いきなりB面で良い気がするよ。

シュタウフェン朝の人々

評価:7/10

「ハンザ テウトニカ」の作者がハンスから発売。

スカウトアクション7位。

テーマ的なものはドイツ語なので良く分かってない。(ルール自体もドイツ語から訳したので間違えてたらゴメン)

手番では補充か配置のどちらかを選択するだけなのだが、それが手番順決定にも繋がっていたり中々に奥深い。

毎ラウンドの決算に対する短期目標と、ゲーム開始時に配られる目的カードによる長期目標。

短期目標を達成すると、長期目標の達成が遠のくようなシステムになっているのも面白い。

あと、コストとして支払った駒は単純にストックに戻るんじゃなくて、各地域にバラまいて、追々回収できる。これも新鮮だ。

ゲーム開始時から全ラウンドの決算場所やキング駒の動きが決っていて、この予定を見ての戦略決めが大事になってくる。

最初に予定をしっかり全部見せてくれてるのは良いね。(と言っても、丸見えじゃなくてランダム要素もあるけどね)

初プレイ時は、そこまで見る余裕がなかったが2回目で意識し始めると更に面白くなってきた。

初回プレイ時と2回目だと、キング駒の移動量や都市配置の違いによって思った以上に展開に差が出た。

さらには「ドミニオン」的な特権カードの組み合わせを毎回変えられるって言う無理やりなバリエーション付けも入ってるので、長く遊べるんじゃないかな。

う~ん、こいつは去年の「ロシア鉄道」に続いて個人的エッセンベストはハンスが二連覇なるか!!?

と言いつつ、いきなり評価8をつけられるほどのパンチはないので、とりあえず現状評価は7ぐらいでヨロシク!

長天(ドミノ)

評価:5/10

天九牌のゲームをドミノで。

ルール自体は全く同じ。

牌構成が分かりやすいので、こっちの方が良い気がするが・・・

慣れてくると、偏りのある天九牌の方が良いのかな?

バグズと仲間たち

評価:5/10

同じ形のタイルを3つ集めるセットコレクション。

リアルタイムで。

バラーっと散らばった裏向きのタイルを右手でドンドコ確認しながら、気に入ったら左手に確保。

「もう気が済んだ!」と思ったら、終了タイルを取って抜ける。

一人以外が終了タイルを取ったらゲーム終了。

同じ形のタイルを3枚セットに獲得していたら+3点。

それ以外のタイルは1枚-1点。

紛らわしい形が多くて、意外と覚えられない。

インスト込み5分で終わる。

ササッと遊ぶのに良さそう。

ピサ

評価:6/10

アドルング小箱のトリックテイキング。

良い方のアドルング。

トランプとスーパートランプがあるマストフォロートリックテイキング。

ルールをビットで決める。

0~13の4スートを4枚残して13枚ずつ配る。(4人プレイ時)

手札を見た上で、ルール決めを行う。

・トランプカラーとスーパートランプカラー。

・トリックを取った方が良いか、取らない方が良いか。

・ランクの強弱が、0<13か13<0か。

を上から順番に決める。

ルールの決め方は手札からカードを1~3枚をルールカードの側に裏向きにビット。

全員が出したら、オープンして数字の合計が大きいルールに決まる。

それを3回行うと、各プレイヤーは3~9枚の手札を公開していることになる。

その公開したカードから各自が3枚を選んで捨て札にして、他は手札に戻る。

そして、10枚の手札でトリックを行う。

ルール決めのビットが、手札調整になっているのだ。

素晴らしい。

トランプとスーパートランプがあるので、トリック自体は比較的自動処理で進む。

その前のルール決めビットと手札調整がゲームの肝を握る感じ。