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タイムボム2

評価:6/10

正体隠匿にランダム要素を加えた「タイムボム」の第二弾。

ゲームマーケット新作。

テーマは同じだけど、システムはかなり違う。

6人でプレイする場合、4人がスワットで2人がテロリストってのは変わらない。

各プレイヤーの前に1枚ずつビルカードが置かれる。そして、もう1枚ビルカードがテーブル中央に置かれる。

このビルに手札から1枚ずつカードを置いていって、4枚揃ったらシャッフル後、オープンしてビルを公開するかそのままかを決する。

ビルカードには「アジト」と「BOOM」と「ダミー」があって、「アジト」を前作の「SUCCESS」と読み替えれば、各陣営の勝利条件は前作と同じ。

手札カードは「スワット(0)」「エキスパート(+1)」「テロリスト1(-1)」「テロリスト2(-2)」の4種。

各カードのカッコ内の数字を合計して0以上ならビルカード公開。

-1か-2なら非公開。

-3以下なら公開。

となる。

手札は陣営によって固定されている。

スワット側は「スワット」✕3、「エキスパート」✕1。

テロリスト側は「スワット」✕2,「テロリスト1」✕1、「テロリスト2」✕2。

なので、カードをオープンして「テロリスト」カードが含まれていれば、そのビルにカードをプレイしたプレイヤーの中にテロリストがいることになる。

あと、一度ビルカードが公開されると残っているビルカードを全部集めて再分配したり、4枚全部が「スワット」だった場合は手札に戻ってきたりと細かいルールがあるが、意味がある細かさだと感じた。

元の「タイムボム1」よりも「レジスタンス」寄りな感じ。

複雑さはどちらのゲームよりも上なので、

「タイムボム1」+「レジスタンス」して2で割らない感じか。

個人的に、「タイムボム1」はババ抜き的な揺らぎを評価していたところがあったので、その部分が無くなっているのは残念。

逆に、正体隠匿が大好きな人には受けが良いかも。

はんか通骨董市

評価:6/10

ひたすら2つに分割するケーキ切り分けゲーム。

OKAZUブランドのゲームマーケット新作。

12枚並べられたカードを仕切プレイヤーが半分に分ける。

カードの並び替え禁止なので、そこまで悩まずにスパッと分けられる。

それを見たうえで、全プレイヤーがどちらのグループが欲しいかをクローズビット。

複数人がぶつかると、そのグループをさらに2つに分割してクローズビット・・・を繰り返す。

この上なくシンプルながら、これまでになかった切り分けシステム。

カードは基本的に、プラス点なのだが、同じ種類を集めすぎるとバーストしてマイナスに。

誰が何を要らないかを見れば良いだけなので、見通しが良くてそこまで悩まなくて良い。

ケーキ切り分けはどこで切るかの悩ましさが醍醐味なのだが、そこでテンポが落ちるのだが個人的に苦手だった。

その悩ましさを細分化してテンポを維持してるのは見事。

クローズビット時に、自分がどっちを選ぶかを宣言して良いのかどうかルールに書かれてないけど、適当に「甲いきます!」「乙いきます!」ぐらいは言っても良いかもね。(説得とかしだすとダレちゃうし、マルチ色が強まるからイヤだけど・・・)

アートワーク含めて、これは商業レベルの同人ゲーム。

これなら、アミーゴから出てても注目作になってただろうね。

アドベンチャーランド

評価:6/10

ファンタジー世界を冒険!

今年から登場した黄色じゃないHABAシリーズ。

クラマー&キースリング。

10✕10のグリッドマップ。

左上に自分たちの駒がわんさかいる。

手番ではまず、山札からカードを2枚めくって、指定された場所にアイテムやら仲間やら敵が生まれる。

その後、自分の駒を2回移動。

直線上にいくらでも移動可能なのだが、右か下にしか進めない。後戻り禁止!

ただ、駒は各自8個もあるので、それほど困らない。

アイテムや仲間を集めて、ダイスロールで敵を倒すっていうのが基本の流れになる。

あと、ボード中央を流れる川には黄金が生まれるのだが、川には水の精霊がフラフラしている。

水の精霊に触られると即死なので、黄金を取るのにはリスクを伴う。

ストーリーが3つ用意されていて、それぞれに得点方法が違う。

第1の物語だと、仲間を集めるほど得点、黄金が取ると得点、敵を倒すと得点。

わかりやすいのだが、これはちょっと物足りない・・・というかフワフワ&ボンヤリしちゃう。

次は第3の物語を遊んだ。

基本は一緒なのだが、倒した敵の数、黄金の数、街にいる駒の数、それぞれでマジョリティ得点が追加。

更に、最終的に街に居ない自分の駒はマイナス点になる。

普段やってるゲームっぽくなるので、かなり遊びやすくなった。

(でも、こう感じちゃうのには若干怖さを感じるね・・・)

確かに、このゲームは黄色じゃない!

マイナス点やら、わざと自分の駒を死なすっていう選択肢は黄色じゃない!

HABAは本気で赤ポーンを狙ってきているな!

でも、ちょっと渋すぎるかな・・・コンポーネントが豪華で渋い内容って、なんかツォッホっぽい。

個人的には歓迎だけど、時代には合わない気がしなくもないですが・・・どうでしょうか。

カウンシル オブ フォー

評価:6/10

「ツォルキン」コンビのエッセン新作。

スカウトアクション3位。

各エリアに4人ずついる評議員に合わせたカードを支払って、タイルを獲得してボーナスを得る。

そのタイルを裏返すこと対応するマスに家を建設。

マスは色で分けられていて、1色全てのマスに家を置くとボーナスが貰える。

2位だと何もボーナスを貰えないので、色毎に住み分ける感じになる。

基本的には、この先取りボーナスを狙っていく。

が、それ以外にも得点方法はある。

まず、家を置いた時には各マス毎のボーナス収入を得られるのだが、今回建てた家とつながったマスにも家があるとそのマスのボーナスも得られる。

これはいくらでも連鎖するので、終盤では異常なボーナスを得られることも・・・

あとは、貴族トラックってのもあって、ここでも得点が得られる。

今回、誰も重視しなかったので効果はわからないが、上手く回せばこれも馬鹿にならなそう。

盤面は毎回ランダムにセットされるので、最初に盤面を見て方針決めて、それめがけて突き進む系のゲームかな。

ただ、1手番で出来ることが少ないので、他プレイヤーの動向を伺っていないと思わぬ損害を受けることもありうるので、そこまでヌルくはない。

目新しさは無いけど、上手くまとまっていると思われる。

先取りボーナスが破天荒なバランスに思えるけど、意外と良いバランスなのかも・・・そこら辺を確認する意味でも、もう何回か遊んでみたい。

フタリマチ

評価:6/10

「枯山水」作者のゲームマーケット新作。

二人用の街づくりゲーム。

自分側の街を発展させ、人々を呼びこむ。

手札からカードを「サンファン」的なコスト払いで建てていくのだが、手札のMAXが3枚!

これだけだと手札運が高過ぎるのだが、カードは裏向きに置いて道路にすることが出来る。

道路に隣接する場所のコストは1安くなる。

ドロー運が悪ければ未来の為に道路として置けば良い。

建物は3種(公園、商店、娯楽)があって、それぞれ最初に3軒建てた街に「お年寄り」「主婦」「学生」カードが渡る。

以降、マジョリティが入れ替わる毎に人物カードも移り変わる。

最終的に、この人物カードをどれだけ持っているかで勝負。

手札補充は手番を使って行う。

何枚持っていようと、手札が3枚になるように補充。

つまり、出来るだけ手札0枚の状態で補充したいのだが・・・そう上手くもいかない。時には手札2枚の状態でも補充するのが有効な手の時もある。

山札が2回尽きて、手札も尽きたらゲーム終了。

最後に、建物から得られるお花ポイントを比べて、多い方に双子の赤ちゃんが生まれる。

双子なので人物カード2枚分!素敵!

あと、所定の配置に建物を建てることによってノーコストノーアクションで手に入れられる青い建物が5種類ある。

これが指針立てになって序盤でも目標迷子にならない。見事!

普段ゲームをしない人でも楽しめるように作ったってどこかで見たけど、確かにコレなら誰でも楽しめる!

その上、ゲーマーでも十分楽しめる見事な調整!(青い建物カードが全公開だったり、各プレイヤーの山札が同じ構成だったり。)

運と戦略のバランスが凄く良い!

別段、目新しいシステムは無いのだが各要素の繋がりが見事なバランスで無駄がない!

「枯山水」でも感じたけど、このバランス感覚はスゴイ才能だね。

これからの作品にも期待!

ストンプル

評価:6/10

足場を削りながらの生き残り合戦。

多人数アブストラクト。

縦・横・斜めに1歩ずつ移動していく。

移動した場所の足場(ビー玉)は盤面下へ落下して、そこには誰も入れなくなる。

繋がっている同じ色の足場であれば1手番で一気に潰していける。

そうこうして、動けなくなったら脱落。

最後の一人が勝ち。

これだけだと単純すぎるので、自分の色の足場へのワープって選択肢がプラス。

どこからでもワープできるので、自分の色の足場はできるだけ残しときたい。

逆に他プレイヤーの色はできるだけ潰していきたい。

と、ルール的に見るべき点はないのだが・・・

このゲームの一番の特徴は足場を潰すアクションの気持ちよさ。

ズボッとビー玉を押し込むのは純粋に気持ちいい。

こういうアクションが気持ちいいゲームは評価上がっちゃうね・・・

魔女の踊り

評価:6/10

誰の駒か分からなくなる系スゴロク。

自分の駒を全てゴールさせることを目指す。

ルール読んだ段階だと、「ドライマギアの「オバケだぞ~」と一緒でしょ。記憶するのなんて簡単!」

と思ってました・・・

いや、最初のうちは大丈夫なんですよ。

他の駒が居るマスで止まると、元々居た駒が7マス戻る。

戻った先にも駒があれば更に7マス戻る。

コースは円形になっているので、この逆戻りを上手く使うとショートカットできるのだ。

この技に気付き始めてから、皆が他プレイヤーのコマもバシバシ動かし始めて・・・

駒も黒色で距離感が掴みづらいのか、ちょっと目を離すとどっちがどっちだか・・・

パニック!

シンプルなルールながら、思った以上に楽しめた。

「オバケだぞ~」と違って、大人でも十分楽しめるよ。逆に子供はキツイかも。

9tka

評価:6/10

ネスターの多人数アブストラクト。今回は二人プレイ。

3×3のマスで形成されたエリアが3×3に並んだ盤面でエリアマジョリティ。

各エリアに1つずつ配置された赤いコマ。

これが壁になる。

まずは各プレイヤーがコマを配置する。

配置できるのは外周。

全コマを配置し終わったら移動開始。

移動と言っても、外周にある自分のコマを1つ選んで、それを1直線に何かに当たるまで進めるだけ。

一回移動したら、その駒はもう動けない。

なので、動かす順番だけが大事になる。

全コマを動かし終わったら、各エリアでマジョリティチェックして、より多くのエリアを支配した方の勝ち。

難しすぎず、簡単すぎず、ちょうど良い!

これぐらいのアブストラクトは好きですよ。

でも、ちょっと先手が有利?

配置も移動も先に出来るので相当有利な気がする。

先に配置した方が移動では後手になるぐらいの方がバランス良い気がするけど・・・

ヴィ・ヴァルディ!

評価:6/10

リアルタイム系ダックスフントの胴伸ばしゲーム。

各自、自分の前に3つの山を作る。

「よーいドン!」でいずれかの山を手にとって、場にカードを置いていく。

最初に出せるのは頭カード。

その後は絵柄が合うように胴体を足していって、最後に尻尾を置く。

誰のカードの上に出してもいいし、頭はそこら中に出していい。

同時多発的に犬が生成されまくるのだ!

で、誰かが3つの山を使い切ったら終わり。

完成している犬の得点計算。

しっぽにネコが付いている場合は、しっぽを置いたプレイヤーが全部獲得。

しっぽに何も付いていない場合は、頭を置いたプレイヤーが全部獲得。

そうやって、獲得したカード枚数を比べて1位は3点、2位は2点、3位は1点。

それとは別に、自分の山を1つ使い切る毎に1点貰える。

とにかく忙しない!

誰かのカードを横取りしようと場の状況ばかり見ていると自分の山は減らないし、とにかくカードを出そうとすると他のプレイヤーに横取りされちゃう。

そこら中でカードの奪い合いが起こるので、一息つく暇もない。

全く知らないゲームだったけど、これは良いパーティーゲームだよ。

スピーク・イージー

評価:6/10

中国の軍人将棋「軍棋」のテーマだけ変えたもの。

二人用。

日本の軍人将棋と違って判定役が要らない。

駒同士が当たったらお互いに見せ合って勝敗を決する。

逆に駒の動きは、「子供」と「悪女」を除いて全部一緒。

なので、動きのパターンから中身を想像することが出来ない。

日本の軍人将棋は子供の頃にやったきりなので余り覚えてないのだが、「軍棋」の方がシンプルで良いね。

弱いキャラにも、相手の強さを確認するっていう使い道があるのが良い。

明るいマスであれば、どの駒も直線上を一気に進めるってのも展開が早くて良い!

戦争テーマをマフィアに変えてくれてるのも良いね。

もう何回か遊んでみたい。