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木馬と英雄

評価:5/10

ラインマジョリティと陣取りの組み合わせ。

ゲームマーケット2015秋の話題作。

「陰謀」や「ハッピードック」みたいな列にカードをプレイしてマジョリティ争い。

こういう類のゲームは特殊効果カードで特徴を出すものが多いが、この「木馬と英雄」では斜めの自分のカードを2倍にする「英雄」カード。

2枚だけ裏向きに配置できるルール。(これが木馬)

ここまでだと、他にもありそうなルールだが、一番特徴的なのは「撤退」。

各列は5枚しかカードを置けないのだが、5枚目にカードを置いてしまうと、ゲームから抜けないといけない。

最後の必殺技ってわけだ。

最小限のルールながら、それぞれは上手く機能している。

ただ、このゲームならではって部分は薄いので、同系統がピンと来ない人(僕もそうだが・・・)には驚きは無いだろう。

横濱紳商伝

評価:5/10

国産の本格重量級ボードゲーム。

OKAZU brand新作。

見た目から受ける印象は「イスタンブール」。

先を見越した計画性が必要な部分は似ている。

ただ、予想外の事態が起きても、後回しにすれば良いだけでプレイ感は緩い。

アクションエリアも18箇所あり、更にヘックス的な繋がり方なので、自由自在だ。

ちょっと自由すぎるかな・・・

展開も平坦なので、ちょっと退屈に感じる。

実プレイ時間はインスト込みで2時間弱だったのだが、3時間ぐらいに感じた。

コンポーネントのタイルはしっかりしていてドイツクラス。

シンク・ストレート

評価:5/10

複雑にしたドメモ。コロヴィーニ作。

コロヴィーニが師匠ランドルフの意思を継いだ!

6色1枚ずつ配られたカードを自分だけが見えないようにスタンドにたてる。

これらのカードを予想するのが目的。

手番ではカラーダイス3つを振って、指定された色の数字の合計を各自が予想する。

例えば「黃、黃、青」なら黄色の数字×2+青の数字の合計を予想するわけだ。

予想に使うタイルには様々なサイズがあって、12の数字をカバーするような広いレンジのタイルは当たった時の得点が低くなっている。

予想が当たっているか、外れているかを他プレイヤーが教えてあげる。

外れていた場合は「予想より大きい」か「予想より小さい」かも教えてあげる。

これを規定ラウンド繰り返して、最後に各カードの予想をして得点勝負。

推理好きには受けそうだけど、既存の推理ゲームの域を抜け出せてはいない。

気をてらってない正統派なので、推理好きには受けそう。

ボヘミアン ヴィレッジ

評価:5/10

「オルレアン」作者の新作ダイスゲーム。

dlp games。

手番では、ダイスを4個振って2つに分割。

分割したダイス目の建物に自分の駒を置ける。

数字ごとで建物の効果は違う。

ゲーム終了時の種類ボーナスになる建物。

同じ数字全てが埋まると得点になる建物。

ゲーム終了時に自分の周り全てが埋まっていたら得点できる建物。

毎手番、収入を生み出す建物。

即時得点がもらえる建物。

建物の数は限られているので、置く場所がない場合は、既にいる駒を追い出して自分の駒を置ける。

誰かの手番開始時に駒が残っていなかったら終わり。

新作感皆無の平凡ゲーム。

追い出しルールによってプレイヤー間でバランスを取るので、接戦にはなるし、プレイ時間も短いから悪い印象は無いけどね・・・

ブラーノ

評価:5/10

イタリアのブラーノ島をテーマにした重量級ゲーム。

台湾メーカーの本格ボードゲーム。

ブロックをピラミッド状にプロットして、そのブロックを盤面に配置することで様々なアクションを行う。

ルールを聞いて直ぐ思うのは「このデザイナー、フェルト大好きだな!」ってこと。

端々にフェルトの影を感じる。

が、その先にあるのは「フェルトよりも複雑!」という思い。

フェルトは得点経路のバリエーションは多いものの各要素はわかりやすいことが多いのだが、この「ブラーノ」はそうではない。

最初は、各要素の理解だけで手一杯。

アジアからもこういうゲームが生まれることに嬉しさを感じつつも、個人的にはトゥーマッチ。

バランスが取れているかどうかは、僕には判定不能だ。

重量級ゲームが苦にならない人なら楽しめそう。

ポーション・エクスプロージョン

評価:5/10

落ち物パズルでセットコレクション。

傾斜のついたレーンに並んだビー玉から1つを取り除く。

そうして、同じビー玉同士がぶつかったら爆発!

それによって、更に別のビー玉がぶつかって、連鎖!

そうやって、取り除いたビー玉を自分のフラスコタイルの上に置いて、必要なビー玉が揃ったら得点&特殊能力獲得。

手番製のパズルなんでダウンタイムが心配だったけど、それぞれのレーン内でしか連鎖は起こらないので考える部分はそれほど無い。

消費したビー玉を台に戻すのも「適当に放り込め」とルールに記載されているので悩まない。

テンポよくゲームは進むのだが・・・ゲームの終了条件が長めに設定されているので、プレイ時間はそこそこかかる。

深みは無いけど、ポコポコとビー玉を獲得してセットコレクションしていくのは純粋に楽しい。

大勢でプレイする意味はそれ程無さそうなので、少人数で遊んだほうが良さそう。

アルルの丘

評価:5/10

ウヴェが作った重量級二人用ゲーム。

「アグリコラ:牧場の動物たち」「ル・アーブル内陸港」「パッチワーク」とウヴェも二人用は中々良いのを作るじゃないかと思っていたので、期待してやってみたのだが・・・

こりゃダメだ!

膨大な選択肢の前に呆然とするしかない。

選択肢を増やすことで複雑さを出すタイプのゲームはどうも合わない。

ソロプレイ感マックスなゲームを二人で長時間遊ぶ意味もイマイチわからない。

2時間以上のウヴェにはより一層の警戒が必要になった。

ゴッドファーザー

評価:5/10

映画「ゴッドファーザー」がテーマのダイスゲーム。

「大聖堂」のリーネック作。

雰囲気は重厚だけど、ダイス運もめくり運も高め。

やったやられたをゲヘゲヘするパーティージョイだ。

ディノ レース

評価:5/10

恐竜カップルのレースゲーム。

カードスゴロク+ダイスイベント。

各プレイヤーが2つの駒を担当する。

1人のプレイヤーが卵を持ってゲームスタート。

地形が描かれたカードをプレイして、12マスを進んでいく。

カードは1手番でいくらでも使用できるので、カードを溜め込んで一気に進むことが出来る。

だが、各手番の最後に振るイベントダイスで火山噴火が出た時点で、卵を持っているプレイヤーは手札を全部捨てないといけない!

なので、出来るだけカードは使いきっておきたい。

更に、火山噴火が起こると徐々にマスがマグマ化していく。

マグマのマスに居る駒は失点受けつつ強制前進。

1体目の駒は、なるべく早く2つの駒をゴールさせる方が良いのだが、1体ゴールしちゃうと手札補充枚数が減っちゃうので2体目の移動が辛くなる。

さらに、2体目も早くゴールさせれば良いのかと言うと、必ずしもそうではない。

卵を持って状態で2体目をゴールさせると、ボーナス点がもらえる。

このボーナス点が大きいので、あえて進み過ぎず卵持ってゴールを狙うっても有りだ。

単純なカードスゴロクじゃなくて、ちょっとヒネリが効いていて良いね。

ただ、火山噴火の確率が低すぎる気はする。余裕で逃げきれちゃう。

もうちょい、マグマが迫ってくるほうが楽しそう。

下水道の海賊ネズミ

評価:5/10

ドブネズミ海賊が、フライドポテト等のお宝をセットコレクション。

3艘ある船にコマを配置していき、誰かが先頭の席にたどり着いたら出航。

先頭のコマから順番にお宝を獲得していく。

最後尾のコマは何も獲得できないがそのまま、船に居座ることができる。

お宝は同じ色を集めるとボーナス点が付くようになっている。

中には、揃えないと0点のものもあるので狙って取ることは大事。

あと、コマ毎に特殊能力を持っている。

配置時にランダムで前進するカタツムリや、

お宝がいらない場合は受け取らずに船に居座ることができるヒキガエル、

他プレイヤーが追い越そうとした時にカードを分捕るアライグマ等々。

どの効果も複雑すぎないので良いアクセントになっている。

45分ぐらいで終わって、運要素もありつつも戦略性も求められる程よいゲーム。

が、これと言った目新しさもない感じ。