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ゴッズ ギャンビット

評価:4/10

「ウノ」に特殊効果をプラス。

「ラブレター」のカナイ セイジさんの新作。

基本ルールは「ウノ」。

手札からカードを出していって最初に手札を無くした人が勝ち。

なのだが、場に捨て札にする以外に自分の前にプレイするって選択肢がある。

自分の前にプレイしたら、そのカードの特殊効果が発動。

「ウノ」でいう「ドロー2」とか「スキップ」みたいなやつ。

そうやって特殊効果を発動したカードは負けた時に自分の失点となる。

勝てるなら、ガシガシ特殊効果使ってアガリを目指したいが、勝てなそうならおとなしく失点が高そうな手札を捨てていくって戦略もある。

「ウノ」の魅力はスピード感だと思うんだけど、そんなスピード感は無くなっている。

攻撃相手を指定できるカードが多いので、上がりそうなプレイヤーの邪魔が容易。

そんな、熾烈な足の引っ張り合いの中、ひょひょいと特殊効果コンボで上がることを目指す。

「ウノ」と思って、手を出すと痛い目に合う。

特殊効果好きなゲーマーが軽く遊ぶのに良いのかな?

あと、「堕ちた神々」「カルマを解消」っていう中々にアレなテーマが売りかもしれない。

王冠と剣

評価:4/10

領地拡大と反乱。

プレイヤーのうち一人が王になる。

王になると、毎手番利益を得られるのだが、徐々に民衆の不満が高まり、反乱されやすくなる。

王にならないとなかなか勝利点が入らないので、反乱は頻繁に起こる。

今回、4人プレイだったからなのか、盤面が広く陣取りが緩い。

結果、陣取りと政権争いとの結びつきが希薄になり、それぞれ別のゲームをしているような感覚に陥った。

砦や大聖堂の効果がイチイチつかみづらいのも要因かも。

「カルカソンヌ」のデザイナーらしいが、やはり一発屋なのか・・・

モモンガ ジャンプ

評価:4/10

サイコロのかわりにモモンガがジャンプするスゴロク。

フェルト地のモモンガを弾いて、向かいの木に着地させる。

着地した位置に応じて、自分の駒が進む。

このモモンガジャンプシステムが全て!

なのだが、変なルールが色々付いている。

セットコレクション的な要素や、チップの奪い合い、セットが完成してからのラストラン等々・・・

モモンガ飛ばしだけに集中するようにルールは絞った方が良かった気がするけど・・・

他プレイヤーのモモンガジャンプに息を吹きかけて妨害できる追加アクションは笑えるので良かった。

ノーチラス

評価:4/10

バトルラインのように得点カードを挟んで両サイドにカードを置いての強さ比べ。

二人用。

各列には1枚ずつしか配置できない。

そして、相手側にも置ける。

そこに、数種類の特殊カードをプラス。

シンプルなのは良いのだが、構造が単純すぎる。

展開に幅を持たせようと、追加されたであろう特殊カードも深みって言うより雑味を加えている。

狙いは良いのだが・・・

ターゲットは狭そうなゲーム。

ドラゴンの卵

評価:4/10

スゴロクとおはじきの子供ゲーム。

ダイスを振って、出目の数だけ自分のコマを進める。

これぞスゴロクっていうゲーム。

が、1と6の目がなく、卵の目になっている。

これが出ると、コマを進めることができず卵タイルを1枚裏返す。

卵タイルが4枚裏返ると、4枚目を裏返したプレイヤーが盤上にあるドラゴンの卵をおはじきする。

おはじきで他プレイヤーのコマをぶっ倒すわけです。

ぶっ倒されたら、そのコマはスタートへ戻る!

さすがに、それはきつすぎるのでコースの各所に脇道があり、そこで手に入る宝物チップを持っておけば、たとえ倒されてもその宝物の位置までしか戻らない。

適当な所で、宝物を取ってリスクヘッジしないといけない。

とくにひねりのないゲームだが、盤面の駒を倒したくて仕方がない子供の衝動を上手くルールに盛り込んでいる。

のか・・・?

キャセイ

評価:4/10

シンプルなセットコレクション。

商品が1~3枚描かれたカードを毎手番1枚ずつ引き手札を揃えて、同じ種類の商品をまとめて売却して勝利点を得る。

商品の価値が変動するのが面白い。

誰かが商品を売却すると、その商品の価値は一気に下がる。

なので、他のプレイヤーの動向に注意しながら、上手く売り抜けなければいけない。

山札からのドロー以外に、他プレイヤーとの交渉ができるのだが、これがどうも良くない。

普通のカタン式交渉なのだが、人によって物の価値が違うわけじゃないので、等価値の交換しか起こらない。

なので、引き運強めなゲーム展開に。

まぁ、いつものアドルングクオリティだね。

ベガス(クニツィア)

評価:4/10

クニツィア作のベガス。

2、3年前に出たアレアのベガスとは別物。

ダイスによるエリアマジョリティってのは同じ。

ボードにはいくつかのテーブルがあり、そこに自分のチップを置いていくのだが、マスが全部埋まった時点で一番チップが多いプレイヤーが得点総取り。

もしくは、順番にテーブルを回る「マリー姉さん」が通過することで強制決算。

その時点で一番チップが多いプレイヤーが得点総取り。

ルール聞いた時点だと悪くないのだが・・・

展開が単調になりがち。

1番しか得点がもらえないので、一度チップの置き合いになると、両者引くに引けない状態になっちゃう。

そうなると、争ってないプレイヤーがウハウハってことに・・・

プレイヤー駒を移動させるだけで手番を消費しちゃうってルールも動きにくさを助長している。

どうも、クニツィアらしさを感じられなかった。

偽物か?

ブルゲンランド(ラベンスバーガー)

評価:4/10

11個ある城に自分の建物を立て切る。

建物には、城壁、城家、家、井戸がある。

これらは、建てる場所に示される2つの指定色のカードを合わせて4枚プレイすることで建てることができる。

この時、建物によって、更に配置制限があるので注意。

基本的に建物は遅れるほど立てにくくなり、ボーナスも少なくなるので早い者勝ち。

そうこうやって、最初に自分の建物すべてを建て切った人の勝ち。

中々シンプルで良いのだが、いかんせんカード引きの運要素が強すぎる!

カードの色が8色もあるので、これがバラバラだと、かなりキツイ展開になる。

そして、出遅れるとドンドン苦しくなって点差が広がるって言うね・・・

まぁ、カード運の強さはファミリーゲームってことで許したとしても・・・

どうも、遊んでいて楽しくない。

システム的にひねった部分は無いし、新鮮味も無いし、盛り上がりどころも無し・・・

良いとこなし!残念!

オリジン

評価:4/10

世界中に広がるこけし。

こけしが増えたり、移動したり、交換したりして世界中に広がる。

動きのルールはアブストラクトっぽい。

そうこうして、各自が持つミッションカードを達成していく。

ベースのシステムは良いのだが、そこに

・多すぎるミッションカード

・ベースルールを覆す特殊カード(個人攻撃カードも・・・)

が加わることで、なんとも食い合わせが悪いゲームに・・・

見た目は、ドイツゲーマー向けっぽいけど、実は派手な展開を好むアメゲーマー向きなのかも・・・

と言っても、そこまで派手でもないし・・・どっちつかず・・・

ハイブリット好き向けってことかい?

酸性雨

評価:4/10

30年以上前の環境系協力ゲーム。

どんどん溜まる酸性雨チップをみんなで協力して除去する。

手番では酸性雨チップを増やす青いダイスと自コマを動かすための緑のダイス3つを振る。

酸性雨チップは木の上から順番に置かれていく。

これが、木の根っこまで進行してしまうとプレイヤーの負け。

自コマの移動はダイス1個ずつ使うのだが、直線で丁度の歩数しか進めない。

そして、ちょうど酸性雨チップのマスに止まれたら、その酸性雨チップを除去できる。

自コマは直線にしか進めないと書いたが、ボードの端にぶつかると方向転換できる。

この方向転換がキモ。

プレイヤー側が勝利した時は、プレイヤー内で勝者を決めるルールだが、プレイヤー側勝利自体が難しいので、このルールは不要かもね。

いや、「自分の利益を考えずに、みんなで協力しないと地球を救えないよ」って言うメッセージなのね。

ほんとに、みんなで協力しないと勝てないバランス。

いや、協力しても勝てないけどね・・・