Skip to content →

タグ: 英数字

111マイラミー

評価:5/10

「コンプレット」風カードゲーム。

シュミットのニュルンベルク新作。

カード構成は2~111。

手札12枚を昇順 or 降順にすることを目指す。

場に裏向きで3枚のカード。

手番では場の1枚を取って手札の好きな場所に入れる。

で、入れた場所の左右どちらかのカードを場に表向きで戻す。

要はカードを入れ替えるってだけなのだが、端に追加した場合は逆側の端を戻せるっていうのが変わった部分か。

場のカードが全て表向きになったら場を流して新たに裏向き3枚で場を作る。

非常に「コンプレット」と似ていて、プレイ感も近い。

でも、「コンプレット」の方が楽しいのはコンポーネントのおかげなんだろうなぁ。

NMBR9

評価:5/10

全員同条件タイル重ねパズル。

ニュルンベルク新作。

各自が0~9の形をしたタイルを2枚ずつ持つ。

タイルと同じ構成のカードをシャッフルして山として、1枚ずつめくって指定されたタイルを自分の前に配置していく。

タイルは1辺が接するか重ねて置く。

重ねて置く場合は、下に空白があってはダメで、更に2つ以上のタイルにまたがっていないとダメ。

これを繰り返して20枚めくられたら終了。

配置したタイルの数字が得点になるのだが、2段目は1倍、3段目は2倍、4段目は3倍・・・される。

タイルの形が絶妙に組み合わさらなくなっていて悩ましい。

高得点の配置が見た目的に美しいわけじゃないのが若干気になるが、「テイクイットイージー」式ゲームなので外さない!

写真の3段目の2枚の8は離れちゃってるのでNG。手前の8を右に1ブロックずらせばOK。プレイ時に気づかなかった・・・

Xニムト

評価:6/10

シュタウペの「ニムト」アレンジ。

エッセン新作。

4人まで。

3枚バースト、4枚バースト、5枚バーストの3列。

手札8枚。

バーストしたときは、受け取ったカードの中から1枚選んで自分の前の列に追加。

他のカードは手札に加える。

自分の前の列にも昇順ルールがあって、破ったらそれまでに並んでいたカードを裏向きにして大きな失点。

誰かの手札がなくなったら終わり。

手札の牛の数がマイナス。裏向きの山の牛は2倍のマイナス。

自分の前の表向きのカードは0点扱い。

6ニムトよりも戦略的!

クラマー衰えず。と思ったら、シュタウペも共作。シュタウペ衰えず! 

1655:教皇選出

評価:5/10

教皇になるための票集め。

2010年アラカルトゲーム賞3位。ちなみに「世界の七不思議」が1位。

プレイヤー人数分めくられるカード。

各自が1枚ずつ獲得するわけなのだが、獲得順を競りで決める。

競りに使うのは宝石。

4種類の価値があるのだが、あくまで個数が優先。

個数が同数の時に価値が意味を持ってくる。

ただし、握れる宝石の個数は3つがMAX。

握り競りにありがちな払い過ぎ事故が起こりにくいのは良いね。

カードは「純粋に票数になるもの」、「以降1回だけ使える特殊効果」、「ゲーム終了時のボーナス」、「宝石獲得+タイブレイクマーカー」等々

カードではセットコレクションになるものや、集めれば集める程効果が高くなるものがあるので、そこら辺を見て競り値を決めていく感じかな・・・

ただ直接的な攻撃カードが数枚入っていて若干のマルチ臭がただよった。

この辺はもうちょい工夫できたんじゃないかな・・・

XXL

評価:4/10

0~10までの数字が2つ書かれたカードセット。

このカードセットを使った6つのゲームを遊んで総合点を競う。

1.場のカードに昇順降順で数字をつなげて出していくゴーアウト系、

2.場のカードの数字よりも低いカードを出していくゴーアウト系。

3.リード時にリードカラーを選ぶトリックテイキング。

4.場との交換でセットを作るセットコレクション系。

5.降順で同じ色のカードを出していくゴーアウト系。

6.二人目がリード・カラーを決定するトリックテイキング。

ゴーアウト系は大体ややこしいだけなのだが、

トリックテイキングどちらも、独自色があって面白かった。

調整は全然出来てないのでバランスっていう面でみるとダメなのだが、原石的な面白さは感じられた。

あと、カードがデカイ。だからXXL。

デカイカード好きの僕でも、このゲームのカードのデカさは褒めづらい。

4人の容疑者

評価:6/10

コンパクトな推理ゲーム。

同作者の「パーフェクトアリバイ」からの派生。

ベースとなっている「パーフェクトアリバイ」は

http://boardgame.tumblr.com/post/145936453881

違いは

・質問タイルが指定するものが「プレイヤー+質問項目」から「質問項目+要素数」になっている。

・質問されたプレイヤーは1金を獲得でき、それを使って特殊能力を発動できる。

・個人が保持し続ける特殊能力キャラクターは居ない。

・質問項目に「人物」が追加されている。

「パーフェクトアリバイ」よりもゲームとしての完成度は上がっている気がするけど、特殊能力の把握がちょい面倒かな・・・

引き分け!

古典的な推理ゲームを今風に上手く作り直した感じ。良いですよ!

S-EVOLUTION

評価:4/10

トリックテイキングと文明発展がまさかの融合。

トリックテイキングを行うことで食料やら道具を手に入れるのだが・・・

最初の文化レベルでは、手札を見ることすら出来ない!

ランダムに1枚出しての勝敗判定だ。

文明レベルが上がると、手札を見れるようになり、フォローを覚えて、切り札が使えるようになっていく。

中々面白い発想のゲームなのだが・・・

ゲームバランスは酷い。

最初のランダム出しで勝ったプレイヤーが、順調に文明を発展させてそのまま勝ってしまった・・・

発想は面白いんだけに残念・・・

同じ感想を持った人が多かったのか、バージョン2のルールを公開しているみたい。

ざっと見たところ、かなり色々変更を加えているみたいなんで、そのうち試してみいけど・・・誰か付き合ってくれるのだろうか・・・

Z-engine

評価:3/10

ボードゲーム雑誌「ゲームリンク」の付録。

シルヴァノ・ソレンティーノってデザイナーの作品。

レースをしながら自分のマシンを作るっていう破天荒な未来型レース。

競りによって、機体にパーツをセットしていくのだが、機体には2~12のマスがあり、これがダイスの出目と対応している。

ダイス2個なので、7に近いほど、出やすいってことになる。

そこら辺に良いパーツをセットしておきたいってわけだ。

最初はほぼ何もない機体から始まるので、最初の数手番は誰もコマが進まない。

「おいおい、これ大丈夫か?」って思ったころに、1台がノロノロと進み始める。

斬新なシステムなのだが、どうも調整がマズイ。

レースゲームなのに、スピード感が無さ過ぎる!

コース1周だけのレースなのに、1時間ぐらいかかるのだ。

パーツの購入に競りって言うのが問題かも。

競りは時間がかかりがちなので、頻繁に行われるパーツ購入と相性が悪い。

もっと手軽にカスタマイズできたら良かったんじゃないかな。

IKI

評価:5/10

「江戸職人物語」のリメイク?

元は未プレイだが、結構大胆に変わってるみたい。

「枯山水」の山田空太さん作。

1~12月の12ラウンド+正月ラウンドの計13ラウンド。

ラウンドでは、まず「手番順の決定」を行う。

早めに動いたほうが狙ったカードを取りやすいのだが、後で説明するロンデルムーブの歩数が少なくなる。

その後、手番順に「職人カードの獲得」「ロンデルムーブ&アクション」を実行する。

職人カードはプレイヤー人数分並べられた中から1枚をお金で獲得。

獲得したカードは盤面に配置されて、後のロンデルアクションの補助アクションとなる。

この補助アクションは誰のものでも使えるのだが、他プレイヤーのものを使うとその職人がレベルアップする。

ここらへんは「ケイラス」を思わせる。

その後、盤面をロンデルムーブして、移動先のアクションを実行。

アクションの種類はリソース獲得、リソース変換、得点チップ購入等々わかりやすいものばかりで好印象。

これを繰り返して、獲得したチップ、建物、職人カードのセットコレクション等々から得点を得る。

国産には珍しいかなりしっかりしたボードゲーム。

ルールもかねがね不満はないのだが、唯一にして最大の気になりポイントは「火事

」!!

ゲーム中に3回、火事がおきて盤面の職人を除去してしまう。痛い!

火事は4つの地域のうち1地域で起こるのだが、これが完全ランダム!

火事から職人を守る火消し力っていうパラーメーターがあるのだが、上げるのがなかなか大変で、「それなら3/4の確率に賭けるぜ!」となりがち。

お金があれば職人を守れるとか、火事の場所が事前にわかるアクション、とかもうちょい保険が欲しかった気がするな・・・

いっそ、全地域燃える!!とか・・・

でも、この大胆なランダム性にも意図を感じちゃうぐらいに空気感の作り方が上手い。

8か28

評価:5/10

目標値が2つある「ブラックジャック」。

ツォッホのエッセン新作。

タイトルの通り、8か28に自分のカードを近づける。

まず、各自に1枚ずつ裏向きにカードが配られる。

これを自分だけ確認したら、手番順にカードを1枚表向きに追加するかパスするかを選ぶ。

パスがソフトパスなので、それを使ったブラフも効果的だ。

全員がパスしたら、裏向きのカードもオープンして8以下で8に一番近いプレイヤーと28以下で28に一番近いプレイヤーがポットを山分け。

これだけのルールなのだが、意外と面白い。

カード構成が偏っていて、かなり1が多い。

これによって、ついつい刻みたくなるのだ。

そうしていてると9以上になっちゃって、仕方なく28を目指すことに・・・

ここらへんの動きがコミカルで楽しい。

あと、1/11ってカードがあって、これを上手く使うと8にも28にもなる状態に出来る。

こうなると、大勝利でポットを総取り。

「ブラックジャック」ベースのゲームって少ない気がするので、貴重なゲームかもしれない。