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タグ: 英数字

1984年:動物農場

評価:4/10

冷戦テーマのドロドロ交渉ゲーム。

5つのエリアで駒を移動させてから、各エリアで同盟交渉をして過半数を取ることを目指す。

過半数を取った側のプレイヤーは影響力チップを獲得できる。

その後で両隣のプレイヤーと協力して影響力チップのセットコレクションで得点。

これを9ラウンド(ショートゲームは6ラウンド)繰り返す。

このゲームの肝は交渉なのだが、これに失敗すると何も獲得できないのでかなり痛い。

また、影響力チップを支払うことで様々な特殊効果を発動できるので、コレを使って上手く過半数側の同盟に潜り込むことが大事になりそう。

かなり攻撃的な交渉が必要になるゲームなので「イントリーゲ」等のエグい交渉ゲームが好きな人には受けるかも・・・

それ以外の人にはお勧めできない。

終盤、勝負に絡めない人の気まぐれで勝負が決する感じも危うい。

COG

評価:4/10

ワーカープレイスメントでクロスワード作り。 

ワーカープレイスメントで文字タイルを集めて個人ボード上に単語を作って行く。 

アルファベットなので、「スクラブル」のように英単語力が必要かと思ったのだが全く必要ない。 

作るべき単語は最初から十数種類用意されていて、それらをひたすら作る。 

「クロスワードパズル」と「ワーカープレイスメント」の組み合わせの妙が全くなく、むしろパズルの楽しさを打ち消している。

 思いつきを組み合わせただけのデザインだな・・・

けしからん!と思ってデザイナーを調べると「ビブリオス」のデザイナー。 

うむむ・・・そう言われれば、ワーカープレイスメントのルールに「ビブリオス」の片鱗がある気がするが・・・

5つの村

評価:5/10

イタリアの海岸沿いの5つの村への配達。

リオグランデ。

生産地で産物をトラックへ積み込んで、村へ配達することでお金を稼ぐ。

ゲーム開始時に村々にランダム配置されたダイス目が、産物の価値となる。

基本的に価値の高い産物の配達を狙っていくのだが、場に目標カードが並んでいて、それを狙って配送することも大事。

ゲームを通じて、各自、各村には8個までしか配送できないので、同じ産物だけで埋めると目標カードが達成しにくくなる。

誰よりも早く8個配送したら得られるボーナスもあるので、どっちを狙うかのジレンマ。

やることが明確、わかりやすいジレンマ、と「リオグランデ」っぽいゲーム。

デザインに「こうやればゲームになるんでしょ?」っていう雑さは感じられるが・・・楽しいは楽しい。

BONK

評価:8/10

球で球をはじくペア戦アクションゲーム。

「ROLLET」というゲームのリメイク。

中央に置かれた木製のボールにパチンコ玉を当てて、相手のゴールに押し込むことを目指す。

パチンコ玉は急角度の滑り台を使って打ち出す。

これを使って動く球を狙うのは難しいんじゃないか?と思ったのだが、意外と狙い通りに打ち出せる。

パチンコ玉は各チーム6個ずつしか持ってなくて、自分側に来た球しか回収できない。

連射し過ぎると、球が無くなってやられたい放題になってしまう。

しかも、ゴールした後にも球数のリセットが行われない。

5点先取制なので、序盤から飛ばし過ぎると球切れで厳しい展開に・・・

最初のうちは直ぐに勝負が決しちゃうので、瞬発勝負ゲームかと思ったのだが、慣れてくるとラリーが続くように!

そして、決してダラダラ続かず、程よいところで勝負が決する。

ペア戦ってのも相まって盛り上がり間違いなしのナイスアクションゲーム。

2~4人用になってるけど、4人専用と言っていいだろう。

1人で2台の砲台をコントロールすることは不可能。

MSバトリー

評価:5/10

船上で泥棒探し。推理ゲーム。

「CV」デザイナーのエッセン新作。

ゲーム開始時に取り除いたキャラクターカード1枚を当てる、いわゆる「クルー」系推理ゲーム。

立体ボードが目を引くが、システム的に立体である必要は無し!

むしろ、コマが見えづらくてプレイアビリティを下げている。

キャラクターは「船員/乗客」「性別」「年齢」の3ステータスを持っている。

「あなたの手札には船員は2人以上いますか?」や

「あなたの手札に若者は何枚ありますか?」というような質問をして犯人を絞り込んでいく。

で、このゲームの特徴は質問の仕方。

質問の前に「場所」「年齢」「性別」のような質問カードをプレイして、それらのカテゴリーに関することしか質問できない。

基本的にYES/NOでこたえられる質問しかダメなのだが、「ナンバー」カードをプレイすることで答えが数字になる質問が可能になる。

あと、イベントカード1枚が公開されていて、「デッキに移動する」や「乗客同士を同じ場所に移動する」みたいな指示が描かれている。

質問の前にキャラクターを移動することで、条件を満たすことが出来れば質問カードをドローでき、質問の選択肢を増やせる。

また、場所に関する質問はキャラクターの位置が大事になってくるので、質問に合わせてキャラクターを移動することも大事になってくる。

キャラクターの中に「オウム」が入っていて、「オスでもメスでもあり、年齢が無い」という不思議なキャラクターになっていて、推理をかく乱してくる。

「パーフェクトアリバイ」「四人の容疑者」で、推理ゲームの短時間化に成功したわけだが・・・

今作は、再び冗長化している。巻き戻し。

「オウム」を持っているプレイヤーが有利すぎるのも気になった。

Tybor der Baumeister

評価:4/10

ブースタードラフトで建物建築。

プフィスター&オーストリアボードゲーム博物館のエッセン新作。

5枚のカードをブースタードラフト。

カードの使い方は3種類。

「建築コストとして取っておく」

「人物として取ってアイコンを有効化する」

「捨て札にして建築を行う」

人物としておって、今後のコストカットを狙うか、直ぐに使える建築コストにするか。

あと、建築時のカード捨ては他プレイヤーが欲しているカードのカットとして使える。

建物は毎ラウンド規定数出てきて、ラウンド終わりまで補充は無い。

価値にバラツキがあって、早取り要素がある。

と、まぁコレといった見所は無い・・・

あと、「オー・マイ・グーッズ!」の拡張よろしく、シナリオモードが付いてるみたい。

個人的にアレは失敗だったと思うんだけど、気に入っちゃったのかな?

Werde der neue Zar

評価:2/10

3つのダイスでやる「カタン」。

去年、エッセンで購入。

細々とルールが変わっているのだが、全てが改悪。

一体何をしたかったのか・・・悪ふざけ以外の何物でも無い。

8ビットモックアップ

評価:5/10

「テイクイットイージー」式「カルカソンヌ」。

さとーふぁみりあ新作。

「テイクイットイージー」式パズルの安定した面白さがあるが、オリジナリティが薄い。

モニュメントの先取り要素が独自性だが、そこまで機能していない気がする。

Tummple!

評価:4/10

倒さないように積み木を積む。

スタンダードなバランスゲーム。

ダイスを振って、

・ブロックを縦に積む

・ブロックを横に積む

・ブロックを好きな形で置く

・白い駒を置く

・黄色い駒を置く

のいずれかが指定されるので、それに従う。

崩してしまうと崩したブロックを失点として受け取る。

白い駒は配置後、他のブロックが触れてはイケナイお邪魔駒。

黄色い駒は配置後、黄色い駒と同じ面にブロックを置いてはイケナイお邪魔駒。

この白い駒と黄色い駒が特徴かと思うが、ちょっと捻りが無いかな・・・

妨害効果が絶大過ぎて、明らかに置けない状況が起こりえる。

そうなった時の絶望感がスゴイ。

あと、ブロックの数が異常に多い。

半分ぐらいの数で遊ぶのがちょうど良さそう。

20世紀リミテッド

評価:6/10

「トランスアメリカ」を重量級に。

自分の線路駒を3個まで配置してカードに示された都市間を繋ぐ。

「トランスアメリカ」と違って線路は個人の物なのだが、キューブを支払うことで一時的に利用できる。

受け取ったキューブは再利用できるので、互いに利用しあえると良いのかな。

あと、カードには2種類ある。

「地域」と「企業」。

「地域」は1から8まであって、1から順番に達成していかないとダメで、誰かが8の地域カードを達成したらゲームが終わる。

ボードも1~8のエリアにわかれているので、広く見える盤面でも密集するようになっている。

「企業」は達成すると、使用した自分の線路を全部除去しなければならない。

損している感じがするが、線路は有限なので必要でなくなった線路は定期的に除去しないとイケナイ。

ボードの視認性、1つのカードに記されている都市が多すぎる等々、気になる部分はあるが、2種類のミッションを計画的に達成していく感じは面白い。