正体隠匿のトリックテイキング。
オストビー等、4人のデザイナーによる共作。
「キャピタル・ラックス」の世界観(イラスト)を引き継いでいるが、システム的には全くの別物。
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3スート、1~17。反乱軍カードが3枚。(6人プレイ時)
マストフォロー、切り札が変わっていて、3すくみになっている。
赤>青>黄>赤・・・と言う感じ。
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と、トリックテイキング風の説明で書いてしまったが、ゲームとしては正体隠匿が8割。
手札に反乱軍カードがあるプレイヤーが反乱軍となり、他のプレイヤーが政府軍となる。
同じプレイヤーに複数枚配られる可能性もあるので、4対2や5対1になることもある。
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反乱軍カードは自主的にプレイすることは出来ないのだが、トリックテイキングを進める中で、ババ抜き手札交換が起こるので、これによって陣営が変わっていく。
この陣営チェンジが周りからは分からないので、誰が仲間か疑心暗鬼の中、チーム戦トリックテキングを行うことになる。
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最終ラウンドで、勝ちチームに潜り込めるか否かが全てだし、誰がどの陣営なのか、ほとんどわからない・・・
遊び始めは「こんなの、トリックテイキングじゃねぇ!」と憤慨しがちだが、途中で「ん?これ、トリックテイキングかも・・・」と思う瞬間もあったりして、中々捨て置けない魅力がある。
トリックテイキングがわかって正体隠匿が好きっていう「ゲーマー向けパーティーゲーム」という狭いゾーンを狙った稀有なゲーム。