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ヴィ・ヴァルディ!

評価:6/10

リアルタイム系ダックスフントの胴伸ばしゲーム。

各自、自分の前に3つの山を作る。

「よーいドン!」でいずれかの山を手にとって、場にカードを置いていく。

最初に出せるのは頭カード。

その後は絵柄が合うように胴体を足していって、最後に尻尾を置く。

誰のカードの上に出してもいいし、頭はそこら中に出していい。

同時多発的に犬が生成されまくるのだ!

で、誰かが3つの山を使い切ったら終わり。

完成している犬の得点計算。

しっぽにネコが付いている場合は、しっぽを置いたプレイヤーが全部獲得。

しっぽに何も付いていない場合は、頭を置いたプレイヤーが全部獲得。

そうやって、獲得したカード枚数を比べて1位は3点、2位は2点、3位は1点。

それとは別に、自分の山を1つ使い切る毎に1点貰える。

とにかく忙しない!

誰かのカードを横取りしようと場の状況ばかり見ていると自分の山は減らないし、とにかくカードを出そうとすると他のプレイヤーに横取りされちゃう。

そこら中でカードの奪い合いが起こるので、一息つく暇もない。

全く知らないゲームだったけど、これは良いパーティーゲームだよ。

ウルランド

評価:5/10

生物の生存競争。

「原始スープ」からテーマと遺伝子カードが引き継がれている。

ラウンド毎に各プレイヤーに役割があるのが特徴。

1人は得点エリアを決める環境プレイヤー。

その左隣がダミープレイヤーと言って、何もしない人。

他のプレイヤーが実際に駒を動かすアクションプレイヤーとなる。

最初に環境プレイヤーが3つの中から1つの得点エリアを内緒で決定。

その後、

アクションプレイヤーが行動を行った後に、得点エリアを公開してマジョリティ得点計算。

その後、役割を回して同じことを繰り返す。

これを誰かが30点を獲得するまで続ける。

あと、特徴は遺伝子カード。

要は購入したプレイヤーだけが得られる特殊能力。

これを握り競りで取り合う。

競りで使うのは盤面の駒。競り値分だけ駒を取り除く。

役割が変わる部分が中々面白い。意味の無さそうなダミープレイヤーも上手く機能している。

ただ、遺伝子カードの強弱が大きいので、そこらへんの価値が分かってないと拮抗した良い勝負は出来なそう。

駒の除去などの攻撃要素もあるので意外と人は選ぶかも。

ドリスのとぼけたイラストで大分緩和されてるけどね。

ヴィ

評価:6/10

キック発のカードゲーム。

15分ぐらいのシンプルな陣取り。

少ないルールで考えどころがあってなかなか良い。

9種類×4枚の土地カードをシャッフルして4枚ずつ配る。

手番では手札から場に1枚プレイ。

置いたカードの上に自分のマーカーを置いて、更に隣接する同じ土地にも連鎖してマーカーを置く。

この連鎖置きは他プレイヤーのマーカーも塗り替える。

各土地は4枚ずつしかないので、4枚目を置いたプレイヤーが有利。

そうならないようにしているのが、各プレイヤーに最初に4枚ずつ配る人物カード。

一番強力な王は自身と周り8マスを無条件に占拠する。

この人物カード、キーとなる土地カードをいつ使うかが肝となってくる。

山札の下の方にランダムに入っている終了カードが引かれるといきなりゲームが終わる。

一番大きな領地を造っているプレイヤーが勝つ。

土地カードを使うとカードドローするが、人物カードを使うとドローが無い。

これで終了タイミングのコントロールが出来るのも面白い。

ただ、終了タイミングがランダムっていうのが解せない。

山札が尽きたら終わりってした方が締まる気がするけど、どうなんだろう。

あと、特殊カードを加えて遊ぶことが出来るんだけど、このシンプルなゲームには合わない気がする。

特殊カード無しのバージョンはギークにデータが上がってるんで印刷して遊べるよ。

3~5人で遊んだけど、3人が一番良い感じ。

4人もイケる。5人は多すぎるかな。

ウィッチトライアル 魔女裁判

評価:5/10

魔女裁判で金を稼ぐチーパスのブラックユーモアゲーム。

ニューゲームズオーダーからまさかの日本語版。

プレイヤーは理不尽な理由で訴えられた被告の弁護士になったり、検察になったりして金を稼ぐ。

裁判が起こると、1人 対 1人の対決。

対決はカードプレイによる綱引き対決。

最初に検察側がカードをバシバシプレイ!

次に弁護側がカードをバシバシプレイ!

最後に検察側がカードを1枚だけプレイ!

その後、ダイスロールを加えての最終判定!

勝った側が裁判料総取り。

これだけだと、大味バチバチカードゲームなのだが各プレイヤーのカードプレイの後に交渉が入る。

「ここは裁判料を折半てことで終わりにしましょう」

「30ドルお支払いするので手を引いて下さい」

みたいな感じ。

殴りあうと互いに消耗して損することが明白なので、大抵が交渉で方がつく。

被告のことなんて、どうなろうが知ったこっちゃないのだ。

概略からは大味ゲームと捉えられがちだが、交渉ゲームとして見るとなかなか良い。

カード運、ダイス運もそこそこあるので、重くなり過ぎないしね。

コンポーネントはニューゲームズオーダーなので安心のクオリティ。

ウル

評価:6/10

絞られたルールのイケてる文明発展ゲーム。

多人数アブストラクト。

盤面には6×6のタイル。

ここで陣取り。

タイルは全部で40枚あるので、盤面に並べても4枚余る。

これらを1枚ずつ配って、各プレイヤーの手札になる。

手番では手札のタイルに描かれた色のアクションを実行できる。

その後、場のタイルと手札を交換して手番終了。

美しい無駄のないルール!

完全情報&運要素なしのアブストラクト!

ガッチガチ。

各アクションも良く考えられているし、得点システムもジレンマを生んでいて良い!

ゲームとしてはよく出来てると思うけど、個人的にはもうちょい揺らぎというか、かわいげが欲しかったなぁ。

ウィーン

評価:5/10

30分級ダイスゲーム。

ニュルンベルク新作。

ダイスを振って順番にアクションマスに置いていく。

アクションマスは1列に並んでいて、奥に進むほど強力なアクションになっているのだが、戻るにはコストがかかる。

早めに、強力なアクションを抑えたいが、そうすると以降のアクションにコストがかかってしまう。

っていうジレンマ。

要素とプレイ時間をかなり絞っているんだけど、ちょい削り過ぎ感はあるね。

長時間ダイスゲームは苦手なんで、個人的にはこれぐらい削ってくれた方が良いんだけどね。

とにかくすぐ終わるので(短いと4ラウンドぐらい)、気付いた頃には、もう取り返しがつかない状態になってる。

それを踏まえて最初から気を張っていかないとダメなのかも。

ウミガメの島

評価:7/10

ウミガメの島

名作「冷たい料理の熱い戦い」のリメイク。

テーマがビュッフェでの料理の取り合いから、亀の産卵に。

ルールも少し変わっているってことで気になっていたのだが、パッと聞いた感じ大きな変更点はない。

どういうことだろう?と思い、ちょっと調べてみた。

「冷たい料理の熱い戦い」が日本に入ってきた時に「最初にダイスの個数を宣言してから一気に振る」という誤訳があり、

この誤訳からルールが変わってるってことではなかろうか。

この誤訳は時代の流れで風化したので、多くの人にとってルール変更はないように感じる。

「ウミガメの島」には誤訳ルールも「クラシカ」バリエーションとして記載されている。

なぜか通常ルールから、「ゴールマスぴったりだと2枚得点カードがもらえる」っていうルールが消えているけど、まぁ好みで付け外しすればいいんじゃないかな。

得点カードを捨ててサイコロの目の代わりに使えるっていう新バリエーションルールが追加されている。

ウボンゴダイス

評価:5/10

ダイスでマス埋めウボンゴ。

人数分の白いダイスと人数分の黒いダイスを振る。

早い者勝ちで白いダイス1個、黒いダイス1個を取る。

取ったダイスに描かれている形状で自分のシートを塗りつぶせる。

シートには6種のお題が描かれているのだが、どれを塗りつぶしても良い。

早くお題を完成させるほど、高い得点を得られる。

「ウボンゴ」的な思考も必要とされるが、ダイスの早取りもかなり重要。

「ウボンゴ」と反射神経が好きな人にオススメ。

ヴェネツィア2099

評価:6/10

2099年のヴェネツィア。

次々沈む町からお宝を探し出す。

コロヴィーニのエッセン新作。

盤面には6色2~8とXのタイルが並ぶ。

そして、それらのタイルと対応したカードを手札として何枚か配る。

手番では、まず移動。

3つの自分のコマのうち1つを縦横斜めに一直線に移動できる。

既に沈んだマスには入れないし、他のコマを通り抜けれられない。

次に宝の購入。

自分のコマのうち1つを選び、そのマスにお金を置いてマスの色と対応した宝を獲得する。

既にお金が置かれているマスだと、置かれているお金+1が購入コストになる。

次にカードプレイ。

と言っても、自由度はそれほどなくて、手札の中で一番数字の小さいカードを出す。

対応するタイルが裏返って沈む。

沈んだ場所にいたコマは、もちろん一緒に沈む。

これを順番にやっていくだけ。

最終的に

・生き残ったコマのマスの数字合計

・宝

・使わなかったお金

を合計して得点を競う。

宝は、同じ色のマスが沈めば沈むほど価値が高まる。

自分の手札や、他プレイヤーの動きから価値の高まりそうな宝の目星を付けつつ、沈まないように上手く駒を動かしていく。

最後の宝の価値の差が激しすぎる気がしなくはないが、コロヴィーニらしさを残しつつも、かなり遊びやすくまとまっている。

5人だと、ちょっとコントロールが効かないので、4人以下が良さそう。

ウィッチズ(アミーゴ)

評価:7/10

トランプゲーム「ハーツ」のアレンジ。

エッセン新作。

「ハートスウィッチ」のリメイク。

ウィッチのランクが微妙に変わっている。

10とJの間から、JとQの間に。

カードを並べると横に繋がる「ウィザード」と同じ仕様。

4~6人でプレイしたけど、やっぱり4人が一番良い。

5,6人だと理不尽感が強まっちゃうね。