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カテゴリー: ボードゲーム

ダイアモンド(代用品)

評価:6/10

エッセン新作のトリックテイキング。

国内流通も決まっているのだが、カードゲームにしては妙に高い・・・

ルール見るに面白そうなので、代用品で遊んでみて買うか判断することに。

ダイアモンドの獲得を目指すのだが、ショールーム(仮獲得)と金庫(本獲得)っていう2ステップある。

マストフォロー切り札なしのトリックテイキング。

4スート1~15。

スートごとにスートアクションがあるのが特徴。

赤スートはダイヤ1つを仮獲得。

青スートは仮獲得のダイヤ1つを本獲得。

緑スートは他プレイヤーの仮獲得ダイヤを1つ奪い、自分の仮獲得へ。

黄スートはダイヤ1つをいきなり本獲得。

トリックの勝者がこのスートアクションを行う。

このゲームの特徴はフォロー出来なかった時に、出したカードのスートアクションを行うってルール!

最初に手札交換もあるので、ボイドが有効な手となる。

全トリック終了後に、取ったカードをスートごとに比べて最多のプレイヤーがスートアクション出来る。

さらに、ミゼールを達成したプレイヤーは黄アクションを2回できる。

取るなら取る!取らないなら取らない!ってわかりやすくて良い!

黄スートがズバ抜けて強いのも、指針をたてやすくて良い!

プレイ感は軽いが悩みどころもしっかりあり面白い。

手札運がそこそこある気がするけど、十分工夫のしようはある。

2段階の獲得システムによって、場の状況が変化して展開を生み出してるのもダレなくて良い。

と、ゲーム自体は中々好感触なのだが・・・やっぱりお値段がね・・・

「オークション狂想曲」もそうだけど、このメーカーのゲームって割高感が否めない・・

代用品に使ったのは、チキンレースの名作「ダイヤモンド」と「シュティッヒルン」。

それにしても、代用品使ってまで新作を遊ぶようになるとは・・・ずいぶん遠くに来たもんだ・・・

ゴールドブロイ

評価:7/10

ビアガーデンがテーマの経営ゲーム。

「コンテナ」や「トランスアメリカ」のデロンシュ作。

盤面には6件のビアガーデンと4件のビール工場。

ビアガーデンは陣地を広げれば広げるほど収入を得られる。

各ビアガーデンはいずれかのビール工場と契約していて、儲けをビール工場と山分けにする。

これらのビアガーデン・ビール工場に出資するのが我々プレイヤー。

儲かりそうなビアガーデン・ビール工場に出資して儲けていく。

出資しているプレイヤーはその店の店長になる権利がある。

店長にならないと、店の拡張や契約しているビール工場の変更ができない。

店長になろうと思ったら、手番を使ってすぐなれる。

だが、他プレイヤーも同様なので、誰かが「俺が店長やる!」って言ったらあっさり奪われちゃう。

良いタイミングで店長になって、ささっと経営方針を変更したい。

複雑そうな感じがするが、システムの幹はバッティング。

基本的に、バッティングを避けた方が良いのだが、場の状況から誰が何をしたいかが程よく見える。

その上で、あえてバッティングしないとイケナイこともある。

ちょっとゲーム慣れてないと難しそうだけど、他にないプレイ感。

隠れた名作だね。

落水邸物語

評価:7/10

カードをプロットするトリックテイキング。

しかも、逆順に。

ずっとやってみたかった同人ゲーム。

3色1~8のカードを4人に配り切る。

6枚ずつになるので6トリック。

第1トリックのリードプレイヤーを決めたらラウンドスタート。

まず、第6トリックに自分が出すカードを各プレイヤーが順番に場に置いていく。

次に第5トリックに出すカードを・・・次に第4トリックに出すカードを・・・

と第1トリックまでカードを置いていく。

全カードを置き終わったら第1トリックから、リードカラー勝ち、切り札なしのトリックテイキングを自動処理していく。

リードプレイヤーがザザザっと取りやすくなっているのだが、取り過ぎても得点にならないようになっていて、一筋縄ではいかない。

なんとも独特なプレイ感。

トリックテイキングっていうよりはパズルっぽいかもね。

やり込む類のゲームじゃないかもしれないけど、この独自性はそれだけで評価できる。

後に続くゲームが出てないのが不思議だ。(知らないだけかな・・・?)

是非、再販してほしい同人ゲーム。

ドルメンの神々

評価:6/10

ドルイドを操り、スートンサークルを建設する。

陣取りマジョリティ争い。ほぼアブストラクト。

ロゴにキツネが無い頃のエッガート。

手番ではドルイドを移動させて、元いた場所に石を置く。

その石でエリアのマジョリティを取ることで得点コマを置いていく。

この得点コマを裏向きで置くってのが唯一の非公開情報。

このゲームの特徴は、マジョリティが一人では成立しないしないって部分。

最低2色の石がないとマジョリティが発生しない。

ってことで、他プレイヤーと絡まざるをえない。

あと、1手番休むことで、コマをワープさせることができたり、

点数を失うことで、「あえて、石を置かない」っていう選択肢があるのだが、

今回は誰も使いこなすことができなかった。

ここら辺も考え出すと、かなり奥が深そうな気がする。

ただ、見た目がイケテない。

なんだ、この盤面は!!

盤面のラインに生える産毛みたいな草。草原を表してるんだろうけど・・・むしろクオリティを下げているよ。

神秘的なテーマなのに、箱絵が妙にスペーシーだし・・・

次のエッセンでリメイクが発売されるみたいよ。

見た目は良くなってる。

ドクタースランプ アラレちゃん大追跡

評価:3/10

電池駆動のミニカーを使った、キャラクターものゲーム。

なんとデザイナーがアレックス ランドルフ!

二人用。

自動で走り続ける2つの車。

一人は「接触させたい側」もう一人は「接触させない側」になる。

で、各プレイヤーは手番なしで、切り替えポイントをリアルタイムで切り替え合う。

リアルタイムで同じスイッチを切り替え合うってルールが、なんかモヤッとする。

本気でやったら、力勝負になるよね・・・

まぁ、そこは大人なんでスイッチが壊れないようにバッティングは避けますが・・・

上級ルールだと、各プレイヤーに担当の切り替えポイントが割り当てられて、相手の切り替えポイントは触れなくなるみたい。

これならゲームになりそう。

機会があったら、上級ルールでプレイしてみたいことはない。

ユートピア

評価:5/10

ユートピアへ様々な民族の建造物を建てる。

民族駒を配置したり移動したりして、同じエリアに同じ民族を3つそろえたら建造物が建つ。

建造物は、毎ラウンド得点を生み出すので、できるだけ早く建造物を建てたい。

建造物が生み出す得点は、その建造物の価値で決まるのだが、これがかなりダイナミックに変化する。

陣取りっぽいけど、それほど攻撃的な要素はなく、かなり平和なゲーム。

タイトルが「ユートピア」だからね。

いや、一つ強烈な攻撃があるけど、攻撃した側もそこそこ損をするのでご愛嬌ってことで。

巷にはキリキリするゲームが溢れかえってるけど、たまにこういうゲームを遊ぶとホッとできるね。

あと、例によって綺麗なコマは持ち主による入魂の着色でございます。

着色なしだと全建物が同じ色みたいなんで、視認性に難有だろうね。

キーダム

評価:5/10

キーシリーズ第2段。

同作者のモルゲンランドの元になったと言われている。

確かに非常に似ている。

1~9のワーカーをアクションエリアに裏向きに置いていく。

全員が置き終わったら、各アクションエリアを順番に処理していく。

各エリア内で一番大きい数字のコマからアクションを行っていく。

資源を集めて、その資源を使ってタイルを獲得、4種類のタイルを獲得したうえでゴールアクションを行えば勝利。

色々なアクションがあって、戦略のバリエーションはありそうだが、攻撃アクションが強烈で、収束性を悪くしている。

あと、一部特殊カードも強烈。

希少性以外では「モルゲンランド」の方が優れている感じ。

チケット トゥ ライド インド

評価:8/10

チケット トゥ ライドのマップコレクション第2弾。

インドとスイスの両面仕様。

今回はインド!

特徴はマンダラボーナス。

チケットカードに書かれた2つの都市を含む環状線を作ることでボーナスがもらえる。

3つマンダラを作ると20点になるので、バカにならないボーナス。

なので、みんなマンダラを狙うのだが、大きいマンダラを狙っていると盤面から狙いがバレバレ。

簡単に妨害されてしまう。

マンダラを一つも作らなくてもソコソコの得点を取れていたので、マンダラ狙わず他を妨害って戦略もあり得そう。

あと、インドの人口密度を表現しているようで、マップが狭い。

肝になりそうな路線は早めに抑えておかないとヒドい目に合う。

プレイ人数は4人までで、3人以下だと2路線が1つしか使えなくなる。

裏のスイスも2,3人用。

少人数用の拡張として持っておいても良いかもね。

なまえをよんで

評価:7/10

シュールなキャラクターに名前を付ける。

メモリー + ジャングルスピード系ゲーム。

ロシアのゲーム。

十数種類のキャラクターカード。

これらをシャッフルして山札とする。

山札からカードを1枚ずつめくる。

初めて登場するキャラクターが出たら、そのキャラクターに名前を付ける。

以降、そのキャラクターが登場したら、早い者勝ちでキャラクターの名前を言う。

一番早いプレイヤーが場に溜まったカードを総取り。

ここに、1つルールがプラス。

いずれかのプレイヤーの獲得札の一番上のキャラクターと同じキャタクターがめくられた場合は名前ではなく「何だろう?」と言わないといけない。

このルールが意外と効いていて、間違いを誘発する。

更に、そのキャラクターを持っているプレイヤー以外が「何だろう?」に成功すると、そのプレイヤーから獲得札を全部奪う。

大逆転を生み出すようになっている。

子供から大人まで誰でも楽しめるパーティーゲーム。

奪い奪われがあるが、確実に山札は減るので収束性も良い。

キャラクターに命名ってのも、個性が出て楽しいね。

(追記)

年齢もゲーム歴も関係なく楽しめる、鉄板パーティーゲームということが判明!

評価アップ!

ドルイデンワルツ

評価:6/10

マンカラ風にカードが回って、数比べ。

二人用。

カードをプレイして、そのカードと同じランクのカードを、置いた場所に書いてある数だけ移動させる。

相手のエリアと自分のエリアは環状になっているので、自分のエリアにある弱いカードを相手に送り込み、相手の強いカードを自分のエリアに持ってくることを狙っていく。

その後に、各エリアでカードの強さ比べ。

1つのエリアで6勝すると、1ポイント。

先に2ポイント取った方の勝ち。

変わったルールなので、ルールの読み解きに手間取ったが、一回わかればシンプルなルール。

それでいて、ちょっとしたルールによってゲーム展開に起伏が生まれるようになっている。

他のゲームでは味わえない面白さがある。

とっつきの悪さを乗り越えて1回プレイしてみてほしい。