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投稿者: Memo

ヘルウィグ

評価:6/10

シャハト25周年記念ゲーム。

商品の販路を作るっていうネットワークビルド。

4つの都市が書かれたカードが12枚。12ラウンド。

毎ラウンド、カードが1枚ずつめくられて、カードに示された都市へ商品を運んで売却するのが主な目的になる。

運ぶと言っても、道が繋がっていればコスト無しで運べる。

各売却場所は3回ずつ登場するようになっているので、なんとなくでも出た回数を覚えておくと終盤有利に動ける。

ゲーム終盤で気づいたのだが、実はこのゲームは「テイクイットイージー」系なのではなかろうか。

プレイヤーインタラクションは薄いし、「次!茶色出ろ!!」みたいに念じるのも似ている。

もちろん、そこまで単純じゃないけどね。

そこら辺を気にしつつ、もう1回遊んでみたいところ。

枯山水

評価:7/10

今回のゲームマーケットで話題の新作。

枯山水庭園を造るっていう変わったテーマ。

東京ドイツゲーム大賞からの製品化。

タイル配置していって、自分の庭園を造る箱庭ゲーム。

面白いのは、ひいたタイルを他プレイヤーに譲渡することで徳を積むっていうルール。

この徳を使って、石を置いたり、他プレイヤーのタイルを奪ったりできる。

このゲームの特徴は、こだわり抜かれたコンポーネント。

石は見事な塗装で、タイルや個人ボードも大手ドイツゲームよりもしっかりしている。

箱庭ゲームは遊んでいる内に自分の箱庭に愛着がわいていくもののだが、「枯山水」はこの愛着が半端ない。

得点云々よりも「美しい庭を作りたい!」って気持ちが前に出ちゃう!

どちらかというとシステム重視で評価しているのだが、この雰囲気はそんなこと言ってられない完成度。

作り手の愛がビシビシ伝わってくるね。

値段にひるんで買いそびれたのが悔やまれる・・・

新聞のゲーム

評価:5/10

新聞の紙面をみんなで作る。

パズルゲーム。

各自、ランダムに11ピースずつ記事を持ってゲームスタート。

最初は何も目的がないので、目的タイルを引く。

目的タイルは「○○色を○枚くっつけろ」というもの。

目的タイルは自分の個人ボードに配置する。

個人ボードには10~30の得点が書かれていて、どこに配置するかで達成時の得点が変わってくる。

記事の配置には制限がある。

既存の同じ色の記事にくっつけて置く、

もしくは、他の色と隣接しない場所に置く。

記事は配置のほかに、移動もできる。

スライドさせて引っかからないように移動させないといけない。

さらに、移動先で同じ色の記事とくっつかないといけない。

配置と移動の制限が上手く機能していて、良く考えないと終盤に記事を調整するのが難しいようになっている。

雰囲気だけのゲームかと思ったら、意外としっかりしたパズルゲームだった。

最終的にできる新聞は空白だらけになるけどね。

シカゴ証券取引所

評価:4/10

シカゴ証券取引所

ミニマルな株取引。

いや、株ゲームに分類するのも、はばかられるぐらいシンプル。

タイルの山を円形に配置する。

それらのタイルのどれかにミープルを置いてゲームスタート。

手番のプレイヤーは1~3歩ミープルを動かす。

そして、ミープルの前のタイルと後ろのタイル2枚のうち1枚を自分のものに、1枚を捨て札にする。

捨て札にしたタイルの株価が1段階下がる。

ちなみに、このゲームで株価が上がることはない。

タイルの山が残り2個になったらゲーム終了。

自分が取った全タイルの価値を合計して勝負する。

今回4人プレイだったのだが、ちょっと多すぎた。

1順する間に状況が変わり過ぎるので、その場その場で最善と思われる手を打つしかない。

ちょっと抜けると3人に叩かれるしね・・・

基本的には二人用のゲームな気がする。

パラドックス

評価:5/10

ランドルフによるカードゲーム詰め合わせ。

2~4人で、プレイ人数によって全くゲームが違う。

4人用は同時出しの心理戦。

手札はみんな同じ構成で0~9。

全員が1枚ずつだして数比べ。

1番高いプレイヤーが(10-カードのランク)だけ進む。

2番目に高いプレイヤーがカードのランク分だけマイナス。

3番目に高いプレイヤーがカードの(ランク×2)だけ進む。

4番目は何も起こらない。

3番目を狙うわけです。

で、誰かが+20か―20になるとゲーム終了。

あと、出し方もちょっと変わっていて、親が1枚表向きに出し、それを見たうえで他のプレイヤーが同時出し。

まぁ、単に基準を作るだけなので、プレイ感は全員同時出しとそれ程変わらない。

3人用は妙な三角関係ができるカードの取り合い。

順番にカードを出していって、場のカードよりも大きいカードを出した瞬間にカードを総取り。

最終的に取ったカードが得点になるのだが、自分の得点と左隣のプレイヤーの得点の合計で勝負する。

自分にとって、左隣は味方なのだが、左隣から見ると僕は敵。

変な片思い状態になる。

なんとも不思議なプレイ感だった。

2人用、ダミープレイヤーとのペア戦トリックテイキング。

4人分のカードを配り、全員手札をオープンでプレイ。

プレイヤー同士は隣に座り、対角線上のダミープレイヤーが味方になる。

マストフォローだが、フォローできない場合切り札になる。

で、取ったカードのランク合計が得点になるのだが、1トリック取る毎に―20点される。

つまり、1トリックで20点は取れってこと。

情報が全て公開されているので、アブストラクトチックだが、あまりコントロールできず、自動処理感が強かった。

たまたま、手札の偏りが悪すぎたかな・・・?

どれも、一ひねり効いていて楽しいが、1個のゲームとして発売するには物足りない。

僕は3人用が一番気に入った。

ライトウォーズ

評価:5/10

デジタルでやるタイミングだけのエアホッケー。

ライトがピコピコ移動するので、自分のゴールに入る直前にボタンを押してはじき返す。

それだけのタイミングゲーム。

ライトがピコピコ移動するのが、ゲームウォッチみたいでタイミングが計りにくい。

若い人にはこのピコピコ移動が逆に新鮮かもね。

モードが4種類あるのだが、どれも基本はタイミングゲーム。

タイプ4の対面プレイヤーがチームになって同時にボタンを押さないとイケナイってルール一番面白かった。

オロンゴ

評価:7/10

握り競りと陣取り。

ルール聞いただけで面白い!

クニツィアのエッセン新作。

このゲームでのお金は貝。

その貝を使った握り競りで陣取りの順番を決める。

手番順によって盤面に置けるマーカー数が異なる。

1番は3マス、2番は2マス、それ以外は1マス。

そうやって、盤面にマーカーを置くことで自分の領地を広げ、領地内にあるマークのセットコレクションでモアイを建てる。

最初にモアイを6個建てたプレイヤーがゲームに勝利する。

競りの支払いが変わっていて、1位のみが貝を支払い、他のプレイヤーは一切貝を支払わない。

なので、基本2位を狙うのだが・・・

毎ラウンド、ランダムで陣取り可能なエリアが広がっていくので、良いエリアが解放された時は貝を多く消費してでも、手番を早く取りたくなるってわけ。

1つも貝を握らないことで、それまでの支払いで使われた貝を獲得することができる。

それ以外に貝の補充はない。ゼロサムの競りってことになる。

あと、面白いのはモアイを建てる際に手元の貝を盤面に置く必要があるってルール。

下手に競りで貝を使いすぎると、モアイ建設用の貝が不足して、無駄な手を打つハメにあう。

貝が盤面に置かれるということは、競りで使われる貝の総数が減るわけで、競りの相場が徐々に下がって、競りに変化を生み出す。

1つのルールで複数の効果!素晴らしい!

プレイ時間も30~45分ほど、運と戦略のバランスも丁度いい。

まだまだ現役ですね!クニツィアさん!

今のところ、エッセン新作は「デウス」「シュタウファー」、そしてこの「オロンゴ」が良い感じ。

オルレアン

評価:6/10

同作者、同メーカーの「シベリア」のシステムを発展させた感じのゲーム。

スカウトアクション2位。

「シベリア」のようにチップをアクションエリアに配置して消費することでアクションを実行する。

「シベリア」では、共通の袋からチップを引いていたが、「オルレアン」では個人の袋から引く。

アクション実行で消費したチップも個人の袋に戻る。

チップを何回も使いまわす訳です。

もちろん、袋へのチップ追加もある。

デッキビルドっぽい感じ。バッグビルドってことになるのかな?

で、そうして得られるアクションってのは、ステータスを上げたり、チップを追加したり、アクションエリアを追加したり、マップ上を移動したり、お金を獲得したり・・・まぁ、色々です。

最終的に、お金や商品やマップ上に建てる家等が得点となる。

アクションが色々あるので、一見フェルトっぽく感じるが、そこまでゴチャついてなくて、得点ロジックはシンプルなので見通しは良い。

が、ちょっと味気ない気がしなくもない。フェルトが好きな人には物足りないかも・・・

全体的に悪くはないのだが、これがスカウトアクション2位かっていうと、ちょっと疑問。

おおお!っと光るシステムがないのよね・・・のぺーっとしたイラストも相まってなんとも地味。

まだ1回プレイしただけなので、何か見落としがあるのかな・・・?

キッレ(クク)

評価:5/10

ククカードを使ったトリックテイキング。

「5本のキュウリ」とかなり似ている。

こっちの方が先だろうけど・・・

一番違う部分は、「マストウィン」。

勝てるカードを持ってるときは出さないといけないってルール。

より制限がキツいので、プレイングの幅は狭まってそう。

手軽に遊べて良いのだが「5本のキュウリ」を知ってしまった今となっては、色褪せちゃうね・・・

「5本のキュウリ」を知る前に知りたかった。

グロッグアイランド

評価:6/10

ダイスを使った一風変わった競りゲーム。

引退した海賊たちの職探し。

エッセン新作。

まず、スタートプレイヤーが5色1個ずつのダイスを振る。

このダイスを使って、ビッドするか降りるかを選んでいく。

ダイスを使ったビッドってのが新鮮。

ダイス目が6、6、5、5、1とかだと、6+1=7でビッドされると次の最低ビッドは6+5=11ビッドになる。

あと、パスにも特徴がある。

パスした時に使われていたダイスの数に応じて商品チップが貰える。

安いビッドでパスすると商品チップがあまりもらえないことになる。

商品チップを貰った後に、ボーナスアクションも選択するのだが、こっちは早いもの勝ち。

商品チップを狙うか、ボーナスアクションを狙うかってことです。

もちろんビッドも絡むので、悩んじゃう。

で、競り落としたプレイヤーのみが、自分のコマを盤面に置ける。

こうやって駒を盤面に置くことで、最初に配られたミッションカードを達成していく。

競り落とさないと話にならないのかと言うとそういう訳でもなく、パスのボーナスアクションで商品チップを支払うことで駒を置くことも出来る。

ルールは少な目なので、手軽なゲームかと思っていたのだが中々難しい。

意外とゲーマー向けなんじゃないかな。

気になったのはミッションカードのバランス。

最初に6枚配られて2枚捨てるのだが、この組み合わせがかなり大事な気がした。

途中で、ミッションカードを引いたり交換したりできるのだが、ここも引き運がかなり高い。

が、今回はトップと最下位が2点差と言う接戦になった。

う~ん・・・バランス取れているのか・・・?偶然なのか・・・?

もうちょいプレイして真相を解明したい。